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照明にBPM53とミストも

間接照明の暖かな光がゆっくり広がり、ぼやけた視界の奥には、モスグリーンの厚みのあるカーテンが見える。

温もりを与える木の机の上には、優しいピンクのマグカップが柔らかい舌触りに変わった白湯を抱えてちょこんと居座っている。

スピーカーからは、BPM53のPOPが静かに空間に振動を与える。語りかけるように歌うその曲は、目の前のことを丁寧にしようと初心に向くきっかけとなる。

目と耳は準備が整った。

最後に、お気に入りのピローミストを腕にすこしつけて鼻を近づけると、そこはわたし1人だけの特別な空間に変わった。

わたしのお気に入りで満たす。

≪照明とBPM53とピローミスト≫