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ドとソの距離感をつかむ  (7月のレッスン)

春先から習っている曲が、今回で「一応」合格になりました。

どうしても指がつかえてしまうところや楽譜の音と鍵盤を押さえ間違ってしまうところを何度も何度も修正して、曲としても良い感じに表現できるように曲の解釈も教えてもらい「演奏する」ところまでひと通り教えてもらいました。

この先も次の曲に進んでいくけど、この曲はこれからも繰り返し演奏して、曲を自分の音楽に育てていくのもこれからの課題です。

だから「一応」合格で、卒業です。

🎵

今回も、曲の途中で右手の動きと左手の動きがごちゃごちゃになってしまいました。

「それは曲のフレーズが少しずつ変わっていくのに音符のパターンが同じと脳が勝手に錯覚してしまうから、手が追いついていかないから、混乱してしまうからなんだよ」
とここぴ先生から教わります。

「もう何回同じところで間違うの。何回こと言わせるの」
なんて言い方はここぴ先生は絶対にしません。

「ミスするところは上達するヒントがあるところ」
と言ってくれて、同じところをどうして間違うか解説してくれて、修正出来るまで繰り返し教えてくれる。

弾けない、出来ないことは大人になる程辛く感じます。
ひたすら自分の出来ないことに向き合っていかないといけないことは、時に厄介で、
労苦と感じてしまいます。
「そんな労苦をしてまで」と思うけれど、でも、「労苦は無意味じゃない」と言って、ここぴ先生は労苦があるところに意味があることを教えて励ましてくれます。

ほんとうに、ここぴ先生からピアノを習って良かった。

🎹

ピアノの言語で、隣り合った音の関係を「度」という単位で表すのですが、私は、この「度」のスケールの感覚がまだイマイチ覚えきれていません。

「ドレミファソ」とドからソへ向かっていくときはドの音とソの音の中に5度の距離があるのに、「ドシラソ」とドの音からソへ向かっていくときはドとソの間が4度なのでなんだかとっても脳が錯乱します。

🎹

中央のドは「ハ音」と呼ぶのだけど、ピアノを弾く時のポールポジションになっていて、いつも手の位置を確認する時に最初に確認します。

ちなみに、音階はドレミファソラシドで調はイロハニホヘトと呼ぶのもややこしいことの一つ。
知ってる人には訳もないことだけど、知らないと混乱してしまう。
これこそ「わかる人にはわかる」し、分からないと説明を何度聞いても頭に入ってこないん代表的なものだと思います。

閑話休題。
この中央のドから右が高音の「ト音記号(🎼)」の世界で、左側が低音の「ヘ音記号」の世界。中央のハの音から展開するけど、ドとソの度数が左右でひとつズレてるのが私が混乱する原因なのだ、ということがやっと自分でもわかって、納得したところで、ここぴ先生から「これは、幼い生徒さんにする様なレッスンだけど」と前置きがあってから

『「ソ」の音の高さの五線譜の場所に色を塗って、ソを覚える』
というレッスン方法を教えてもらいました。

とにかくその位置に音符があれば反射的に「ソ」とわかる様になるまで、とにかくこの音符にだけ集中するという練習を今回はしましょう、というわけです。

子どもがする様なレッスンも、自分が初心にかえる気持ちでやってみると案外良い。
ある時フッと軽くなる様に困難だったこともできる様になる。

この童心をくすぐる練習方法が良い感じ。
ただ、音符を習って弾くだけのやり方じゃあなくて、心をワクワクさせて、練習しようという気持ちを起こさせてくれます。

大人の心を持ちながら、私の中にある「子どもの心」にも夢を持たせてくれるそんな感じです。



基本的なピアノの弾き方を身につけて、年単位でゆっくり取り組もう。
童心を思い出しながら、ピアノと音楽を生涯永く愉しんでいきたいな。



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