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2019.3.19(火) 木村イオリ ソロ・ピアノ @ Motion Blue Yokohama

なんか、横浜の赤レンガ倉庫はつい最近来たような……と思いながらも、急ぎ足で3階にあるMotion Blue Yokohamaへ。
やっぱり平日の1stセットからだと、6時の開場に間に合うように着くのは難しい。
1stと2ndが入れ替え制で、2ndからだと余裕なんだけど。
でも、やっぱり入れ替えなしでたっぷり100分見られる方がいいに決まっているので、頑張って来るんですけどね。

30分遅れで着いたら、入り口にはもう並んでいる人はいなくて、出遅れた感は否めないけれど、まあ仕方ない。
中に入ってみると、だいたい半分くらいの埋まり具合で、正面の見やすい席はもうない感じ。
この際なので、いつもは行かない席に座ってみようと思って、左手の一段上がったところのカウンター席に座る。
ちょうど、ピアノの席の真後ろあたり。

いつもは、bohemianvoodooやPrimitive Art Orchestraというバンドで演奏しているピアニストの木村イオリさんが、今日はソロピアノを披露してくれるという、ちょっとスペシャルなステージ。
だから、舞台上にはグランドピアノが一台だけ。

好きな楽器は? と聞かれたら、ギターと答えるんだけど、最近はピアノをよく聴いている気がする。
木村イオリさんのいるPAOもそうだし、岸本亮さんのfox capture planもだし、他にもADAM at、SANOVA、Schroeder-Headzなど、ピアノトリオやピアニスト中心のバンドが多いんだよなぁ。

そんなわけで、最近何人ものピアニストの演奏を聴くけれど、木村イオリさんのピアノが僕は好きなんだよね。
木村イオリさんがソロピアノのステージをやると聞いて、予定を無理やり押し込んだくらいだから。

1曲目はPAOの「Heart of Cosmos」から。
いつもはバンドで演奏される曲で、ベースとドラムが入るのだけど、ピアノソロアレンジもすごく良い。
世界観や音の広がりはそのままに、ピアノの音の美しさがシンプルに聴こえて来る。
案外、ピアニストの真後ろで背中を見ながらの位置は、音的には悪くないかもしれないと思ったり。
演奏中に顔はまったく見えないけど、でもライブ中に目を閉じて聴いてたりするから、まあ、そこまでこだわるところでもないから良しとする。

ピアノソロがいいなと思ったのは、音を分解し始めるクセがあるんだけど、楽器の数が一つしかないので、頭が忙しくなくてすむこと。
すごくゆったりとした気分で聴けるのがとてもいい。

ちなみに音を分解するっていうのは、前にも書いたこの聴き方のことです。

木村イオリさんの所属するバンドの曲のソロアレンジと、ジャズスタンダード、それにバンドでは演奏されない曲を織り交ぜて、たっぷりとピアノの世界を堪能させてもらいました。
面白かったのは、過去から現在までを時代順に演奏するという企画。
イオリさんが10歳の頃に作曲した曲から、大学時代、バンド初期から現在まで、順を追って聴けたのはファンとしては嬉しかったなぁ。

最後はbohemianvoodooの最新アルバムのリード曲の「石の教会」でライブは終了。
ちょうどその最新アルバムの発売前日、フラゲ日だったので、明日Apple Musicで配信されるのが楽しみだなぁと思いながら、帰途についたのでした。


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