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2019.1.19(土) コミュニケーションWSと演劇教室土曜クラスに新人さんがもう一人

昨日の日記にもちょっと書いたけれど、昨日は大きな用事が二つもあってなかなか疲れました……
一つはコミュニケーションのワークショップで、もう一つは演劇教室のいつものレッスン。
どっちも人とのエネルギーのやり取りのワークなので、エネルギーは使いますよね。
どっちも長時間なのに、楽しいからあっという間に時間が過ぎるのだけど、終わってからどっと疲れます。

コミュニケーションのワークショップでは主に傾聴と、自分の中もわだかまりを解き放つワークをやりました。
「傾聴」というスキルはとても有用なものなんだけれど、身につけようと思うとそう簡単ではないなと感じます。
もちろん技術的なスキルなので、練習すれば上達するものではあるのだけど。

相手の話をただ聞くだけではなくて、オープンマインドで相手を否定することをせずに、受け入れる気持ちで話を聞く。
相手にアドバイスするにも、自分の考えや都合のいいように相手を誘導しようとせずに、相手の中に答えが見つかるようにサポートする。
そういうことって、頭で理屈ではわかっていても、実際に相手がいる場面でやってみようとすると、いつもの自分の癖が出てしまって、相手の話を待てなかったり、自分の考えを押し付けがちになってしまったりするから、知るのとやるのとでは随分とギャップがあって、実践の難しさを感じますね。

ワークでは二人組になって、相手のコンプレックスや悩みなどを聞くことをやりました。
前半の10分は積極的にアドバイスをするように聞く、後半の15分はただオープンマインドで相手を受け入れることを意識して、アドバイスなどはせずにただ聴く、という聞く側の態度を前後半で変えて、話し手、聞き手がお互いにどう変わったように感じるかというワークです。

僕の場合は相手にアドバイスしようと考えると、解決法を考えるのと相手の話を聞くのとで集中力が分散されてしまいがちだというのと、思いついた解決策が有効かどうかを知るために、相手にいろいろと質問してしまいがちなんですね。
そうすると、なんだか相手が話したいと思っていることより、自分が聞きたいと思っていることの方に誘導してしまうことになってしまうようで、良くないなということに気づきました。
逆に、アドバイスをしないようにただ聴くようにして、相手が沈黙しても黙ってまた話し始めるのを待つ、という態度でいると、結果として相手が自分の中から答えを見つけ出して、それを話してくれるという流れができるので、こちらから聞き出すよりも深い話や解決策が出てくるものだということも体感できましたね。

実際にやってみて体感してみるというのは重要で、今度実際に誰かの話を聞くことになった時に、この体験を活かせたらなと思います。

次にエンプティ・チェアのワーク。
こちらも二人組でやるんですが、向かい側に座った相手を、自分が今、思いや感情をぶつけたいと思う相手だと思って、思い切り言いたいことや感情をぶつける、出し切るというもの。
感情を出し切ったら、今度は逆にその相手になったと思って、その相手に代わって自分への思いを話すというワークでした。

演劇教室でやっていた感情開放にも似たワークですが、こういうのはやっぱり苦手です。
今回は、大人になってから全くのコミュニケーション不全におちいっている父親を想定してやってみました。
普段は忘れるようにしているけど、実家に帰って会ったり、家族から話を聞くたびに感じるモヤモヤを具体的な言葉に出して、感情を乗せてぶつけてみると、こんな感情だったんだ、こんなことを本当は言いたかったんだなどといろいろな発見があったし、ちょっとスッキリもしました。
それで、今度は逆に父親の立場だったら何を言いたいんだろうと思ってやってみると、これが全然思い浮かばないんですね。
父親が何を考えてそういう態度や行動を取っているのかが、わからない。

昔は何度か思っていることを話してみたこともあった気がするんですが、それに対して、父親のことを理解できるような答えが返ってきた覚えがないんですよね。
何を言っても通じないんだな、理解もしてもらえないし、理解もできないんだなと、コミュニケーションを諦めたんだったと思い出しました。
それで父親の立場になってみた時に、わからない、ってなったんだなと。
理解しあえないから、言いたくないし、何か言って答えが返ってくるのも怖いのかもしれません。
他人なら会わなければいいだけの話ですが、家族とか距離が近くて絶縁するのも難しい関係だと難しいですよね……

ま、大変でしたが学びの多いワークショップでした。

ワークショップの懇親会は遠慮して、続けてそのまま演劇教室のレッスンへ。
今日からまたもう一人の新人さんが入ってくるということで楽しみだったのと、休んで人数が少なくなるとみんなに申し訳ないので。

新しく入ってきた女性は、中学生の時に演劇部だったそうで、エチュードとか上手いな〜という感じでした。
最近、入ってくる人たちがみんな、本当に未経験なの? っていうくらい上手で堂々と演技していてビックリしてしまいます。

これで一時期減ってしまっていた土曜日クラスも8人になり、新規メンバーのおかげで雰囲気も一新して楽しくなりそうです。

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