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【さよならα6400】2年半使い倒したsony α6400徹底レビュー

こんにちは。
今回は、2年以上、カメラを始めたころから愛用してきたsony a6400のレビュー記事を書いていきます。
結論から言うと、メイン機として十分な機能で、初心者にも中級者にもおすすめなカメラです。

■このカメラとのきっかけ

カメラを始めたきっかけは詳しく、こちらの記事に書いていますので、ぜひご覧ください。

このカメラを購入したときにも、メーカーを絞り込んで、カメラを絞り込みました。カメラの選び方については、この記事に書いていますので、ぜひご覧ください。⇓(有料記事ですが、スタバでコーヒーを買うよりも安く、ワンコインで買えます)

簡潔にメーカーの選び方とカメラの選び方を話すと、
・好きな色味がフィルム風or黒を基調とした色→富士フィルムorソニー
・予算が15万円以下だったので、選択肢としては、
 富士フィルム:X-T30 ソニー:a6400、a6100、a7III(当時のラインナップ)

ここからどう絞り込んだのかというと、
 当時は動画&夜間撮影メインで考えていたので、動画性能とパソコン、スマホとの連携関係から富士フィルムを除外。
  ⇓
 動画でもAFが効く観点から、a7IIIではなく、a6400にしました。(今思えば、a7IIIの方が良かったかもしれないと、思いますが(笑))

■a6400のいいところ『写真の観点から』

ここからは、a6400のいいところを写真の観点から話します。

1.瞳AF&顔認識機能がとても便利

a6400は瞳にピントが合うように設計されていて、人物、動物に合わせられます。また、よく撮る人をカメラ側に登録しておくことで、顔に□の枠が表示されてピントが合う用になっています。

個人顔設定

写真でも動画でも搭載されている機能なので便利です。

2.RAW撮影ができる

初心者用のモデルには、Jpegしか撮影できないものもありますが、a6400では、RAW撮影ができます。ある程度撮ってくると、RAW現像したくなりますが、その際にもa6400の1台でできます。

3.全画素超解像ズーム機能

全画素超解像ズームとは、画質を悪化させずにズームができる機能です。カメラ内でズーム処理をするので、単焦点レンズでもズームできます。写真だと2倍まで、動画だと1.5倍までズーム可能です。全画素超解像ズームは画質は悪化しませんが、AF性能がかなり落ちる上に、瞳AFやトラッキング機能が使えないというデメリットもあります。

4.ホワイトバランスでケルビン設定ができる

これも入門者向けカメラにはあまりついておらず、上位機種にしかついていない機能なのですが、a6400にはあります。ホワイトバランスをケルビン設定できると、場所に応じて、自分好みの寒色or暖色設定ができます。

5.ボディ内レンズ補正がある。

sonyカメラでは標準装備の傾向ですが、レンズ補正がカメラ内でできます。
sigmaなど純正以外のレンズを使うと、歪曲してしまうことがありますが、歪曲補正もカメラ側でできます。

6.AFの種類&AFのエリアを設定できる

a6400では、AFの種類を選べ、上位機種と同じ種類選べます。
シングルAF、AF自動切換え、コンティニュアスAF-C、ダイレクトマニュアルフォーカス(AFでピントを決めた後にMFで細かくピントを定める)、マニュアルフォーカスが選べます。また、フォーカスエリアも上位機種と同じく選択でき、動いているものを追いかける『トラッキングAF』も搭載されています。

■a6400のいいところ『動画の観点から』

1.4K撮影ができる

初心者用のカメラには、フルHDしか撮れないものもあるようですが、a6400では4K24fpsが撮れます。つまり、流行りのCinematic Vlogで必要とされる24fpsが撮れます。

2.スロー&高速撮影ができる

sonyのカメラでは、S&Qモードと言います。その名の通り、スローモーション撮影とハイパーラプス撮影が撮れます。フレームレートも選べるので速度も選べます。

3.ピクチャープロファイル(log撮影)ができる

a6100などの入門者向けカメラでは、log撮影ができませんが、a6400では、log撮影ができます。
これができることで、カラーグレーディングなどの中級者向けのことも学べますし、ステップアップでカメラを買い替える必要が減ります。
a6400では、Cine4、HLG、S-logが撮影できます。

■a6400のイマイチな点

1.ISO感度が100からしか設定できない

もし、a6400を買おうか悩んでいる方がこんな写真を撮りたいなら、お勧めできません⇓

どちらもF値、ISO感度、シャッター速度をかなり落として撮影しました。
なぜおススメできないのかというと、ISO感度が100までしか下がらないからです。作例では、夕暮れなので良いですが、昼間にこういうシルエット写真を撮ろうとしたら、ISO感度が邪魔をして撮影できません。
もしお得なカメラでシルエット写真を撮ろうとしているなら、a6600の方が良いです。a6600はISO50から設定できます。

2.シャッター速度が1/4000までしか下がらない。

これがけっこう厳しいのですが、1/4000までしか下がらないので、1.と同じようにシルエット写真を撮ろうとすると撮れないことが多くあります。しかし、a6600もa7cも1/4000までなので、この悩みがある方はa7iiiの購入を勧めます。

3.カスタムボタンが少ない。

これも、a6400とa6600で迷われている方へ参考になれば幸いですが、a6400は、カスタムボタンが少なすぎます。
動画をしていると、10個くらいカスタムボタンがあると大変便利ですが、a6400には8個しかありません。しばらく撮っていて初めに感じた不満点でした。

番外編;手振れ補正&バッテリー持ちについて

よく色んな記事で手振れ補正がないから、a6600の方が優秀というレビューを見かけますが、実際のところ、a6600の手ぶれ補正はあまり効きません。私は、a6400とレンズ内手振れ補正のない単焦点レンズで撮ったこともありますが、工夫すれば、写真なら手持ちでシャッター速度1/15ほどまで可能です。

また、バッテリーの減りが早いという記事も見かけますが、これはa6400に限った話ではなく、a6100やa7IIなどの旧型機種全般に言えます。なのでa6400を買う方は予備でバッテリー&高速充電器のセット(ソニーストア価格1万円くらい)を購入するのが良いです。

■まとめ

長くなりましたが、a6400は初心者(1台目のカメラを選ぼうとしている方)にとってカメラの基礎を学ぶにもってこいで、すごくいい相棒になること間違いなしです。写真も動画もどちらもそつなくこなすカメラを探している方はa6400を選べば後悔しないと思います。さいごに、もし購入される方は、キットレンズ付きではなく、ボディだけ購入して、レンズは中古美品を狙えば、お得に買えちゃいます。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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