見出し画像

第38回シマノ鈴鹿ロード

8月19日(土)と20日(日)の2日間に渡って、第38回シマノ鈴鹿ロードが三重県鈴鹿市にある、鈴鹿サーキット国際レーシングコースで行われた。

■チームタイムトライアル


コース:5.8km×4=23.2km
出走者:藤田涼平、鈴木道也、湯浅博貴、白尾雄大
 
年に一度、鈴鹿サーキット国際レーシングコースで行われる「シマノ鈴鹿ロード」。初日はチームタイムトライアル(以下、TTT)だ。コースは1周5.8km。コース上には数々のカーブが待ち受けている。同レースは、サンブレイブにとって初のTTT。中には初めてこの種目に臨む選手もいた。


photo:Michinari TAKAGI


 
サンブレイブは1周目を7分9秒79の4位でクリア。しかし鈴木道也選手が遅れてしまい、3人で戦うことに。2周目からは徐々にペースが落ち29分51秒70でゴール。優勝した宇都宮ブリッツェンから2分35秒94遅れの6位フィニッシュとなった。しかし平均時速は46.61km。鈴木真理監督は「ノーマルバイクで46.61kmを出せたのは、良かったと思う」と振り返った。


photo:Michinari TAKAGI


 
また藤田涼平選手はこのレースについて「気合が入り1周目を飛ばしたところ4位で通過。3人になりペースが落ちて結果的に6位となった。ただ、優勝したチームから2分半遅れでフィニッシュできたのは、及第点」とコメントした。

 
■リザルト
1 宇都宮ブリッツェン 27分15秒76
6 さいたま那須サンブレイブ 29分51秒70(+02:35.94)

  

■ロードレースクラシック


コース:5.807km×10=58.07km
出走者:吉岡直哉、藤田涼平、鈴木道也、湯浅博貴、白尾雄大
 
2日目はロードレース。戦いは灼熱の中始まった。

序盤に小林海選手(マトリックスパワータグ)、新城雄大選手(KINAN Racing Team)選手、岡篤志選手(JCL TEAM UKYO)、石上優大選手(愛三工業レーシングチーム)、寺田吉騎選手(シマノレーシングチーム)による有力な逃げが形成される。
 
しかし後方はそれを許さず。続々と逃げにジョインする選手が現れ、逃げ集団は10人になった。

サンブレイブは吉岡選手を逃げに送り込み表彰台を狙う作戦を立てていたが失敗し、後手を踏む展開。しかし、すぐに次の動きに備えた。


 
「湯浅選手を逃げに送り込むことも考えたが、コースレイアウトを考えると難しいと判断して集団スプリントに備えた」(藤田)
 
鈴木監督も「集団スプリントになった場合は、藤田と道也ができるだけ上位に入るためにみんなでサポートする」という作戦を前日に伝えていたのだ。


photo:Michinari TAKAGI

集団スプリントに狙いを絞ったサンブレイブ勢。
 
レースに動きがでたのは、9周目だった。10人の逃げ集団から岡選手、小石祐馬選手(ともにJCL TEAM UKYO)、鈴木譲選手(愛三工業レーシングチーム)が抜け出す。さらに10周目に入ったところで岡選手がアタックを仕掛け、逃げ切り勝利を試みる。
 
岡選手は快調に走りフィニッシュラインを目指すが、残り僅かで集団が吸収。最後は大集団スプリントとなり沢田桂太郎選手(Sparkle Oita Racing Team)が勝利を飾った。
 
サンブレイブは藤田選手が10位でフィニッシュ。表彰台獲得はならなかったが、10位以内の目標を達成した。
 
藤田選手は「(集団内で)最後に備えみんなで位置取りをしていた。ラスト3周は湯浅の後ろに張り付いているだけだったので、走りやすかった」と振り返る。
 
また鈴木真理監督は、「吉岡選手は前半から積極的に動く作戦だったが、積極的に動いてしまったことで逃げに乗れなかった。焦りがあったのかもしれない。冷静に見極めながら動いた方がよかった」などとコメント。
 
しかし、リザルトについては「全日本選手権の参加権が得られる30位以内を目標にしていた。その中で藤田が10位、道也も13位に入れたのは良かった」と振り返る。
 


ゴール直後の道也選手photo:Michinari TAKAGI


チームは今月合宿を実施。来月のツール・ド・北海道を前に、レベルアップを図る。
 
1 沢田桂太郎(Sparkle Oita Racing Team) 1時間14分53秒
10 藤田涼平 +00秒
13 鈴木道也 +01秒
16 湯浅博貴 +01秒
39 吉岡直哉 +04秒
52 白尾雄大 +07秒

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?