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おおいたアーバンクラシック

■おおいたアーバンクラシック
会場:大分スポーツ公園周辺特設コース
コース:11.6㎞ ×13周=150.8㎞
出走者:吉岡直哉、西尾勇人、桂慶浩、佐藤大志、白尾雄大、湯浅博貴
 
2日間に渡って行われる「OITA!!!サイクルフェス2023」の2日目「おおいたアーバンクラシック」は、1周11.6kmを13周する150.8kmで争われた。レゾナックドーム大分をスタートフィニッシュする周回コースはアップダウンの連続。休みどころがない厳しいコースだ。


レースはスタート後からアタック合戦が繰り広げられ、5周目に約20人の先頭集団が形成される。メンバーはリチャード ケイン選手(ARA スキップ・キャピタル)、留目夕陽選手(EFエデュケーション・NIPPO ディベロップメントチーム)、ライアン カバナ選手、山本元喜選手(ともにキナンレーシングチーム)ホセ ビセンテ トリビオ選手、フランシスコ マンセボ選手(マトリックスパワータグ)、カーター ベトルス選手(ヴィクトワール広島)、石上優大選手(愛三工業レーシングチーム)、阿部嵩之、沢田時(ともに宇都宮ブリッツェン)など、有力選手が多数入る逃げとなった。
 

サンブレイブはこの逃げに選手を送り込めず。エースを決めず、それぞれが後手を踏まないように出走した中で苦しい状況に追い込まれてしまう。
 


だが、チームはここで諦めなかった。後方でサンブレイブ勢が積極的に動き、10人ほどの追走集団を形成したのだ。最終的にこの追走に湯浅選手と西尾選手が乗ることに成功。
 


湯浅選手はこの場面について「逃げに誰も送り込めず自分たちでどうにかして動くしかなかった。桂(慶浩)さんや(佐藤)大志さんと前で牽いた後に、河野翔輝さん(チームブリヂストンサイクリング)がアタックしたのでそこに乗る形で先行した。徐々に他の選手もブリッジし、西尾さんも合流して10人ほどの追走集団ができた」と振り返る。


また鈴木真理監督は、この動きに関して「逃げに乗れなかったのはミスだったが、逃げに乗せているチームが(追走集団で)抑えにかかる中、追走集団を作れたことはすごいことだ」と興奮気味に選手を評価した。
 
しかし、湯浅選手と西尾選手は最終的にこの追走からドロップ。「追走では僕がローテーションに入り、西尾さんが脚をためる形で走った。ただ(湯浅選手が)追走する前に牽いていたため脚が削られちぎれてしまった。西尾選手も体調がよくなかったようで残れなかった」(湯浅)。
 
さらに後ろには吉岡選手もいたがタイム差は約4分。サンブレイブ勢は勝負に絡むことは出来なかった。
 


レースは最終的に、最初から逃げていたライアン カバナ選手とリチャード ケイン選手の一騎打ち。カバナ選手が勝利を手にした。
 
「逃げに乗れていたら目標であったシングルリザルトも誰かがとれたかもしれない」(湯浅)。同じく鈴木真理監督も逃げに乗れなかったことを悔やんだ。
 
しかしミスがあった中で、それぞれができることをして諦めずに食らいついた。次のレースは11月のJCL2連戦。この経験が次のレースに繋がるはずだ。
 
1 ライアン・カバナ(キナンレーシングチーム)3時間21分39秒
DNF吉岡直哉
DNF湯浅博貴
DNF西尾勇人
DNF 佐藤大志
DNF 白尾雄大
DNF 桂慶浩

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