逆境を乗り越える起業家がおススメする次世代熱血マンガ7選!!
こんにちは、トキワです。今回はデリーからお届けします。
今回はマンガを紹介します!テーマは題して「逆境を乗り越える起業家がおススメする次世代熱血マンガ」です!
私自身、日々「一難去ってまた一難」であり、特に起業初期は「そんなの無理だ」とよく言われました。なので逆境を乗り越える話を聞くととても元気をもらえます。
それから昔のいわゆる「熱血」は本当に「バカがひたすら何も考えずに努力する」みたいなものが多かったと思います。しかもそこまで性格も悪くない主人公です。
でも最近の熱血努力マンガの主人公は結構考えます。それに性格がよくないやつもいます。そこが「次世代」であり、ゆとり世代の私でも面白いと思える部分です。
そういった次世代型熱血マンガが最近は多くてとても助かっています笑。萌えとかBLとかお涙頂戴とかメシものとか全然興味ないので。
では早速紹介していきます!
ハイキュー!
少年ジャンプで連載中の高校生男子バレーボールを舞台にした作品。タイトルの意味はバレーボールの漢字である「排球」のこと。
すでに40巻以上でていて、割と古めでもある。
僕は最初Netflixのアニメから入ったのだけど、今までの「スポ根」とは全く違う感想をもった。
例えば主人公2人のうちの1人、日向は純粋に論理的に勝つことしか考えてない。常識なんてまったく興味ない。どんなに点差がひらいていても負けてないなら勝つチャンスがあると思える。
もう1人の主人公の影山も同じように純粋だけど、また別の純粋さがある。勝つために逆算して、その逆算に到達するための努力を怠るなら誰でも罵声を浴びせる。先輩だろうと。
その純粋さがとても好きなのだけど、僕が好きなキャラクターは月島という日向と影山と同じ1年生。
上に載せてる写真の短髪金髪の人。相手の攻撃を阻止するブロッカーでもある。
彼は別に純粋ではない。むしろかなりひねくれている。でもだんだんとバレーボールの魅力にはまっていき、そのひねくれが勝負時に冷静かつ戦略的な性格へと変わっていく。
敵が彼の罠にはまった瞬間は本当に気持ちがいい笑。
ブルージャイアント
ビッグコミックで連載中、男子高校生がジャズプレイヤーを目指していく物語。
1-10巻は日本が舞台で、その次は「Blue Giant Supreme」というタイトルに変わって海外編がスタートする。
主人公の宮本大はジャズを聴いたときに「熱さ」を感じる。
ジャズといったらイメージ「おしゃれ」「ゆるやか」な感じがするかもしれないけど、彼はその「熱い」エネルギーに心打たれてサックスを始めることになる。
だからこそ大の吹くサックスはとてもとても「熱い」。技術は全然下手なのに、聴いてる人たちは泣いてしまう。
さらにそんな彼と一緒にプレーするピアノやドラム、ベースの登場人物も彼の「熱さ」に惹かれていく。
日本編後半で東京で出会うピアニストの雪祈(ゆきのり)もその一人(上の画像の男性)。大と同い年にしてめちゃくちゃ技術力の高いピアノを演奏する。
技術力が高いのも視座がとても高いため。だからこそ一緒にジャズをプレーする周りにも同じレベルを要求する。そんな彼が僕は好きだ。
そんな能力だけをひたすら上げてきた彼はあるとき「壁」にぶち当たるのだけど、その乗り越え方もすごくまた良かったりする。
オーバードライブ
もう連載は終わっているけど、こちらも男子高校生たちが登場人物で、舞台はロードレース(自転車のレース)。元々少年マガジンで連載。
いわゆる天才級のキャラクターが何人も出てきて、主人公の篠崎ミコトは初心者なのにメキメキ上達していく「ザ漫画」笑。
主人公の幼稚で不器用でひたむきなところもいいのだけど、僕が好きなのは主人公が高校で初めて仲良くなる男子の同級生、ヤマト。
ヤマトはクライマーという山登りに特化したレーサーで、試合で山登りのコースになると一番の速さをだす。
あまりはっきりとモノを言わず、プライドも高いけど、だんだんと同じ高校のチームの人と仲良くなっていくのがいい感じがする。
そんな彼は海外育ちでもあり、とある暗い過去を持っているのだけど、それは読んでからのお楽しみに。
孤高の人
4つ目のおすすめはヤングジャンプで連載していたクライミングの作品。物語はこちらも高校から始まる。
クライミングは壁をのぼるもの(ボルダリング)もあれば、岩山や雪山をのぼるものもあり、この漫画では両方でてくる。
主人公の森文太郎はいわゆる根暗。転校してくるのだけど、そこでクライミングをやる同級生にからかわれて、たまたまのめりこんでいく。
この物語は一貫して主人公・森の他人との向き合い方に焦点があたる。
彼は転校前の学校で嫌なことを経験してしまって、できるだけ一人を好む。
一方で、クライミングは特に雪山登山になると一人ではなく、チームでのぼることが多く、そのチームとのやり取りがまたヤングジャンプっぽい笑。
彼は本当にクライミングが好きで、ひたすら普段の生活もそればかりを追い求め、究極部屋にはほとんど何も家具がないほど。
クライミングしか興味がないから、バイト先の同僚や、恋愛などまったく興味がない。興味がないのに周りは森に対して嫌がらせや面倒なことをしてくる。
あまりにも生々しい大人のコミュニケーションが多いが、森は根はやさしいためスパっと切れるわけでもない。その葛藤がとてもうまく描かれている。
ちはやふる
打って変わって次は少女漫画!広瀬すず主演で映画にもなった作品。まだ連載中で、すでに40巻以上でている。
ここまで紹介してきた主人公同様にこの主人公・ちはやも純粋バカ。
美人なのに(?)、競技かるたしか興味がないため「残念な美人」みたいな扱われ方をする笑。
この作品の感動ポイントは、「孤高の人」とは真逆のチームのコミュニケーションのシーン。
5人1チームで競技かるたの試合を行うため、3人が勝たないといけない。
高校から競技かるたを始めるキャラクターが多いため、必然的に小さいころからやってきた人とそうではない人で力の差が存在する。
そこで色んな葛藤をもつ。例えば試合に出れる人と出れない人、出れても足を引っ張ってしまう気持ち、その後ろめたさを励ましていくコミュニケーションが描かれる。
もちろんそういうシーンも好きなのだけど、ただ今回も僕が好きなのはコミュニケーション能力の低い孤高の存在笑。
彼女の名前はしのぶ。女性の競技かるたで一番強く、クイーンと呼ばれる。まだ女子高生。
ずっと小さいころからかるたが好きで(というよりかるたと「仲良くなっていて」)、ずっとかるただけをやってきた。
嫌々努力してきたわけではないからこその強さがある。時間を費やしてきたから純粋に強い。
だからこそチームの競技かるたは「馴れ合い」だと感じる。
強くなりたいなら一人でひたすら時間を練習に費やせばいいだけ。チーム戦をやってて弱いのは自己責任だと。
チーム戦が好きなちはやとは対照的に描かれる。
上の画像はしのぶが競技かるたをプロとしてやっていきたい宣言をするシーン。
競技かるたにはスポンサーがつく文化がなかったため、しのぶは自分でYoutuberになってプロになろうとする。
彼女の家はお金持ちなので、自分で稼ぐ必要はない。けど、人のお金に頼る「煩わしさ」から自分で稼ぐことを決める。
競技かるたの選手がYoutuberなんて業界からしたら非常識かもしれないが、そんなことは関係なく論理的に必要なことをやるだけというしのぶ考え方がとても好きだ。
ブルーピリオド
残り2作は最近連載が開始されたアフタヌーンの作品。1つ目は男子高校生が美術を学んでいくという物語。
主人公の矢口は本当にごく普通の男子高校生。普通に同級生とつるむし、普通にプライドはあるし、普通に悩む。
ただ先輩の美術作品に感動してしまい、少しずつ美術の世界に歩み寄っていくことになる。(急には行けない笑)
美術部にも入部し、その顧問から色んなことを教わる。
美大に行くことを決めて予備校の先生にも色んなことを教わる。
主人公のとてもいいなと思うところは、愚直なこと。
絵なんて分からない。でもトライしてみる。何枚も何枚もトライしてみる。
その過程は上の画像のように、本当に苦しいように描かれる。
たくさんのトライの積み重ねの上にそこで初めて、新たな本質的な気づきを得る。
普段仕事を頑張っている方も共感するところはとても多い作品だと思う。
はしっこアンサンブル
こちらもアフタヌーンで連載中の作品で、あの「げんしけん」の作者が今回は合唱部を舞台に物語を描く。
音楽マンガで、絵から音の感じが伝わってくるのは、先ほど紹介したブルージャイアントや、Beckなどがあるけどこちらも同じ感じがする。
この音楽マンガが新しいのは合唱というのもあるけど、めちゃくちゃ理詰めで合唱をするキャラ、木村 仁がいること。
純粋だけどバカではない。常識は外れているけど、理屈は合っている。
作者どれだけ合唱のこと勉強したんだってぐらい理詰めがすごい。
上の画像のように、主人公は声の低さをコンプレックスとして持っているものの、彼の理詰めによってその声の低さがいいことだと教えられる。事実として笑。
物語が進んでいくと不良の同級生がでてきて、彼のことも理詰めでどんどん解きほぐしていったりもする。
僕も結構理詰めな人間なので、そこにとても共感するけど、男子高校生が合唱をやるというウォーターボーイズに似た青春があるなと思う作品。
最後に
この記事を書いて改めて僕は、コミュニケーションより実力、感覚より理屈、ゆるふわな日常よりも日々努力が好きだなあと思った。
僕自身も今までそうやってきたし、でもそういった人はとても少ないので必然的に友達は少なくなり、共感する相手はこういったマンガになった笑。
でも最近はFacebookやTwitterで色んな分野で同じように頑張ってる人を知ることができるので、とても生きやすい世界だと思う。
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