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めちゃくちゃ良かったけどあの気持ち思い出したくなくてもう二度と観られない映画

2022.6.15追記

Twitterでこんな記事が流れてきた。

いや語り口おもろ。

すごく面白いから一度は観ても良いかもしれない名作は結構たくさん観てきたが

いろんな気持ちが詰まって二度と観られない映画も多数ある。

というわけで、完全パクリ記事ですが、眠れないので少し書きます。お暇な方はトイレでなかなか出ない時にでも読んでください。

500日のサマー

有名なこの作品。
大学生の頃、映画館で観て、そこからずっと好きだった。

そう、好き『だった。』

よくある『冴えない男が高嶺の花に恋してしまうストーリー』なんだが、現実はそんなに甘くないよ童貞くん。みたいな感じのわりとジメッとした青春モノ。

あらすじはwikiでも読んでもらうことにして、とにかくヒロイン、サマー役のズーイー・デシャネルが可愛すぎてもう一瞬で虜になった。

あとストーリー展開に合わせて色んな見せ方をしてるのがもう…サブカル心にバチコーンきたよね🌽

主人公の男がズーイーにパーティに招待されて行くシーン、画面が急に2つに割れて、右と左で同時に階段を上がってくんだけど、ドアを開けて屋上に出た瞬間から真逆のストーリーがそれぞれ展開される。
どっちが現実なのかは説明されないけど、これまでの流れで、観客はすぐに『あぁ…』と気づく。

あの『あぁ…』がまじたまらなく心抉られる。

ズーイーの奔放さとかファッションとかが本当可愛くて、当時の若さも相まって『サマーみたいな女の子になりたいな♪』とかぬかしてた自分だったが…

時が経ち、あの『サマー』という女の恐しさと切なさを肌で実感してから、もう観られなくなった。
なのであらすじとか若干うる覚えです。間違ってたらごめん。

現実は甘くないのよ、童貞くん。て映画じゃない。
現実は甘くないのよ、キラキラ女子ぶってるそこのイタめな何者でもないただの若いだけの女。って映画なんだよな。

お前はサマーにはなれないし、サマーになったとしても夏が終わったらその男は秋に取られんだよな。

あーつら。(個人的意見です)

愛のむきだし

言わずと知れたこのクソ長い映画。

見る前から『好きな人と嫌いな人が真っ二つに割れる作品』との前評判がありました。

監督さんが残念なニュースになってましたが
この作品の世界観というかセンスはもうサブカル魂に火をつけるよね🔥

これは上京してから見た記憶があるんだけど、とにかく満島ひかりと安藤サクラがよかった。
特に安藤サクラのあのサイコパスっぷり、まじでやべーやつなんじゃないかって本気で思うくらいヤバイやつだった(語彙力)

元々宗教というものに少し興味があったこともあり、(卒論のテーマはキリスト教関連)クリスチャンの家庭だとか、新興宗教の信者だとか、そういう重いテーマをアクションとして観れる!という痛快感でたまらなく興奮した。

見終わった後しばらく余韻に浸っていたなぁ…

でもさ、とにかく安藤サクラがマジでヤバイやつなんだ。
怖すぎて、マジでトラウマになるレベル。
因みに血とかもめっちゃ飛び散る系アクション。

安藤サクラが怖すぎて二度と観られない。

というのは嘘で、
あの時この映画を観て『この映画にもハマれちゃう自分』に酔ってた時代を思い出したくなくてもう二度と観られない。(あと長い)

人のセックスを笑うな

山崎ナヲコーラの作品の映画化。
わたくし、山崎ナヲコーラの大ファンなもので。もちろん本作も読んでました。

すごい好きな作品だったし、実写がなんと松山ケンイチと永作博美!わお!まじ最高すぎん?と思いながら観た。

ストーリー知ってたけど、実写で見ると、マジでキツイ。
大学生が恋に落ちた先生は、ちょっと変わってて、でもすごくチャーミングな、『人妻』だったって話。

いやーキツいね。現実を突きつけられて、『この人?私の旦那さん』って言われた時の松山ケンイチの顔…

あーーーーツラい。辛すぎて観れない。

なんで『悪女』ってとんでもなくチャーミングなんだろうね。サマーもそうだけど。
2人とも一般的には『悪女』なんだろうけど、全然憎めない。

それがまた痛い。 

関係ないけど、ユリちゃんの、黒タイツの上に靴下履くやつ、冬真似してやってた。すぐ影響される。


また思い出したら書きます。


6.16 追記

思いついた映画を追加しておきます。

モテキ

大学生の頃、このマンガが大好きで、ドラマも最高にハマって、待ちに待った超待望の映画。

もちろん映画館で観ました。

ドラマ版は漫画にわりと忠実に作ってんだけど、映画はオリジナルストーリー。

これはもうね、全サブカルが好きな映画だったからさ、映画館に入った瞬間からもうサブカルたちの匂いなわけよ。

フジロックで長澤まさみと再会したとことか、スタンディングオベーション起きそうなくらいみんな感動してたし

Baby cruising Loveで森山未來が踊り出すとことか、全員笑ってたよね
(しかもこれ、元ネタが500日のサマーっていうね)

とにかく最高のサブカル映画だったんだけど

『愛のむきだし』同様

あの頃のサブカルクソ女全盛期の自分を思い出すと本当にいや〜な気持ちになるから、もう観られない。

婚前特急

とにかく吉高由里子が可愛すぎて吉高由里子のためにあるようなこの映画…

これも吉高由里子にどハマりしてた時代に、公開日にちっちぇ〜劇場にわざわざ見に行った。ミニシアター系の映画だからね。

吉高由里子が5マタする(彼氏が5人いる)話なんだけど、なんやかんや最後はハッピーエンド。

それはいいんだけどさ、、、
そのうちの1人、仕事のできるバツイチ子持ち設定の加瀬亮が、まぁ〜〜〜〜ウザイんだよな…

酒飲みながら仕事論とかを彼女に語る感じ、
なんか、バリキャリ時代の自分を彷彿とさせて本当に無理…

あーーーー恥ずかしい。
あの頃の後輩たち、ごめんよマジで…許して

花束みたいな恋をした

これね。

ココ最近観た中でめちゃくちゃ良かった映画だけど、
既にもう『二度と見たくないリスト』に入ってる。

理由はお察しの通り、『あーこういう恋してたな』という懐かしさと愛おしさを感じた後に

『でも結局、自分の幼さで相手を傷つけてしまったこと』
『結局あの頃バカにしてた大人に自分がなりつつあること』
を、まざまざと見せつけられる感じがほんっっっっとーーーーーーーーに、つらい。

それからさ、細かい描写がもう…ダメなんだ。
映画の半券を栞にするとかさ、、2人でカラオケ行ってクロノスタシス歌うのとかさ、、天竺鼠のライブ行こうとしてるとことかさ、、、、、

あーーーーーーーほんと、大学生の時の自分をめっちゃ彷彿とさせてきて、ほんっと気恥ずかしくなる。

いい思い出だし、あの頃の恋も良かったけどさ

やっぱ思い出は色褪せていくから綺麗なのであって、
鮮明に蘇ってしまうとそれはそれで粗が目立ってしまうというかさ。。

思い出はいつもキレイだけど
それだけじゃおなかかすくわ

そやねん、キレイな思い出だけじゃ腹は満たされない。

うちらは現在(いま)を生きてるんよ。

何言ってるかわからないとおもうけど、私もわからない。

とりあえず気恥ずかしくてこの映画は二度と見られない。

でも一度は見てみてほしい、いい映画だから。

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