強みを取るか。弱みを取るか。【水戸ホーリーホックvsファジアーノ岡山観戦記】
関わった選手が何名かメンバー入りしている
今回のデンソーチャレンジカップサッカー茨城大会。
東京23FCで強化を担当していた時も訪れたことのある大会ですが、
出場選手は各地域で活躍し、Jリーグの内定者やこれから決まるであろう選手たちばかり。
(デンチャレの観戦記は後日別で投稿しようと思います。)
今回のデンチャレの会場は「ひたちなか」
調べてみると、意外と行けなくもない距離。
しかも水戸のすぐそば。
水戸のサッカー仲間との再会も兼ねて、向かうことにした。
翌日のホームゲームも観戦させていただくことになり、
初のケーズデンキスタジアム水戸へ!
メインスタンドのほぼ中央からの観戦。
素晴らしい席でした!!
キックオフ1時間半前頃に近隣の無料駐車場に到着。
そこから徒歩でスタジアムへ。
スタグルエリアはすでに大勢のホーリーホックサポーター。
アカデミーの選手らしき子たちも観戦に来ていて、
温かい雰囲気を感じました。
ホーリーホックは若い!
U-20代表にそれぞれ二人ずつ派遣しているクラブ同士の対戦となりました。
ホーリーホックは若い!
確認するとスタメンの平均年齢は23.9歳。(砂川調べ)
フィールドのサブに関しては21.3歳とさらに若い。
※GKのサブは本間幸司
対するファジアーノは身体の大きい選手が多い印象。
スタメンの平均身長は180.3㎝。(砂川調べ)
開幕からジュビロ磐田、清水エスパルスから勝ち点4を獲得しているファジアーノ。
それぞれ開幕ゴールを決めた佐野と坂本を欠くなかでのアウェイゲームでしたが、
前半はファジアーノペースでゲームは進みました。
強みを取るか。弱みを取るか。
前半42分にLSBの43鈴木喜丈がボランチの位置にポジショニングから縦パス。
前線に人数を割いた配置でファーサイドにフリーを作りクロスから得点し
ファジアーノが先制。
後半からはホーリーホックが強気の修正でペースを掴みました。
前半は4-4-2でそのまま前進→崩しといったイメージでしたが、
後半は前線からのプレッシング守備を起点に、ゲームの流れを作ります。
プレッシング守備と紐づいて、
両サイドハーフの7武田英寿と14小原基樹が中央のレーンでプレーする機会が増えました。
技術の高い2人を起点に流動性とテンポのある攻撃は魅力的でした。
ダブルボランチの10前田椋介と8安永玲央がDFラインから積極的にボールを引き取る場面も増え、
ファジアーノはボール奪取に苦労していた印象です。
この良い流れで7武田英寿のゴールにより追いつきましたが、
徐々に、ファジアーノにサイドを活用され押し返される展開に。
ホーリーホックとしては両サイドハーフが中央でプレーすることで、攻撃の糸口を掴みましたが、
ファジアーノは逆の空いたサイドを有効に活用し、相手両サイドハーフに自陣深くまでの守備を強いる。
こういった状況において、
監督は自分たちの強みを残すか、自分たちの弱みを消すのか
を問われますが、
ホーリーホックの濱崎芳己監督は残り10分くらいで両サイドハーフを2枚替え。
守備のインテンシティを保ち、オープンな展開で勝負するというような意図を感じました。
結果的に、1-1のドロー。
状況を観た中での予想にすぎませんが、
戦術的な攻防もあり、面白いゲームでした!
ホーリーホックの若い選手の躍動感、
ファジアーノのパワフルなプレー、
素晴らしかったです!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?