聚楽第のラスボスはおそらく闇堕ちした山姥切国広(※ただし持っているのは槍)だよ、という話。

※リアルで特定の刀剣を折っただの折らないだのの話が出てきます。嫌な予感がされた方はブラウザバックお願いします。
※めっちゃ地獄です。ご了承の上、読み進めてください。


考察が成立したときに、「ちょっとあまりにも地獄が過ぎるし下手すると燃えるのでは」と思ったのですが、

……わかっててわざとやったな???ユーザーの一部が、特定の刀剣を冷遇したり折ったりするように誘導かけたな??

参考リンク
竜計画:

https://nazomoe.pun.jp/?%CE%B5%B7%D7%B2%E8

絢爛舞踏章:

https://nazomoe.pun.jp/?%B0%BC%E0%A5%C9%F1%C6%A7%BE%CF

そして、答えにたどり着いた奴は公開しろって言ってるな???(※この部分はあとで解説します)

と判断しましたので、考察が出来上がったときには「これ地獄すぎるのでさすがに公開できない」と思ってリスト限定にした記事に少し補足をしたものを記事にまとめます。
わかりづらいかもしれないですけど、書いててあんまり気持ちがいいものでもなかったのでなんかこう、雰囲気で呼んでください。
聚楽第で何が起こっていたのかの補足等も付け加えています。

◆以下、聚楽第のラスボスは槍持った山姥切国広だと思われる根拠。

山姥切国広以外の特命調査をすべて「反転」させてください。

・「大切な人も、すでに亡くなり歴史の中の存在になったのなら、遡行軍の手で無理やり復活させられても苦しいばかりなので安らかに死なせてやるべきだ」ということがわからず(歌仙の特命調査の反転)

・「刀が芸術品としての側面を持ち、真作贋作というくくりでレッテルを貼られるようになって、真作が贋作を許容できない気持ちがあっても、それでも贋作が打たれたこともまた歴史であり、それも愛して守ってやるのが本当に強い真作のありようなのだ」ということを認められず、「そもそも刀に芸術品の側面があり、写しと本歌なんて関係があるから『俺を偽物呼ばわりしただけで俺の愛しい親は持ち主によって理不尽なやり方で損なわれたのだ』という怒りに呑まれ」(蜂須賀の特命調査の反転)

・「命も物語も永遠ではない」ことを受け入れられず、「果てのない愛」がわからない(加州の特命調査の反転)(※この記事書いたやつは甲府未プレイなのですが、考察に必要だったため某所でログだけ確認して概要のみ把握しています。復刻したらまた追記するかも)

そういうものが、聚楽第のラスボスだと考えられます。

実際に何が起こったのかは、「陸奥守吉行の特命調査を反転」させれば分かるようになっています。
文久土佐藩の考察はこちら。


陸奥守は「その時代最先端の武器として武器の世界で覇権を握るために」「今は刀剣男士という人の器を持っているのだから」「刀以外の武器も積極的に使っていく」と修行の手紙で宣言しています。
その彼の特命調査に現れた南海太郎朝尊は、「刀を使わず他の武器を使う刀剣男士は、それでも人に使われる「刀剣」と言えるのか?」という問いに、「どんな武器を使ったとしても人に使われる道具であるという意識をもち、本能を見失わず歴史を守り、国を治め、家を守護するのであれば、それは刀剣男士、新しい時代の刀なのだよ」という答えを持ってきます。

これはそういう答えを、わざわざ特命調査で「改めて持ってくる必要があった」とも言えます。
つまり、「刀以外の武器を使っていると、刀剣男士は自分が『あくまでも刀や武器である』ということを見失いやすくなるため、刀剣男士は歴史を守るのが本能の人に使われる武器である」という定義を改めて行う必要がある」、とも言えます。まあ、刀以外の武器積極的に使おうなんていう気でいる刀は今の所は陸奥守以外にいないので、他の刀剣男士はさほど気にする必要がない再定義ではあるのですが。平時ならね。

平時なら、です。

なにかすごく審神者に対して絶望することがあり、「どうして今の自分には心も感情もあるのに、物であるというだけでこんな理不尽なことをしてくる者に従わなくてはいけないのだ、もう嫌だ」と思った男士が、「歴史を守という本能をかなぐり捨てて」「持ち主に使われるのは嫌だと反抗したいと思い、それを実行に移そうとしたら?」

南海先生の「刀剣男士とはどういうものか」という定義を反転させれば、この支配から逃れられるのではないか?

そう考えて実行に移した奴が、いたとしたら?

何故闇堕ちした山姥切国広が「槍」なのか。ゾーリンゲン友邦団は色々勘ぐるとつまり「ロンギヌスの槍と某刀の写しを作った刀工」を指していて、つまり「しゅを殺した槍」の暗喩だというのがわかります。
「何かとても辛くて許せないことをされた国広が、主を殺して自由になろうと思ったら?」「歴史を守り、人に使われる存在から抜け出したい、こんな本能いらない」「自分たちが人に使われる歴史なんかいらない」と思ったら。

もしかすると、「自分の本体以外の武器で、自分から最も遠い性質を持つ武器」を使っていれば、捨て去りたくてたまらない「刀の本能」は徐々に薄れていくのではないか、と考えるようになるのではないでしょうか。

ゲームの仕様上のメタ理由で、使える武器は打刀・短刀・剣・太刀・大太刀・薙刀・槍の7種類に限られます。
この中で唯一、「打刀の本能に直結する、斬る」という行為ができない武器があります。

「刺すことしかできない武器」(※御手杵の発言より)つまり、槍です。

槍を使って歴史を守るという本能を可能な限り薄めてどうしても許せないことをした主を殺し、「人の歴史」に反逆すると宣言し、聚楽第とその城下町に様々な時代から刀工を誘拐してきて(だから城下町の家屋の時代設定がちぐはぐなのです)(平成とか令和のものはないので、その時代の刀工さんは何もされてないと思います念の為一応お断り)洗脳し、「芸術品ではない、実用品の、ただただ斬り続ける刀」つまり「時間遡行軍になる刀を生産し続けている地獄」

聚楽第は、もしかするとそういう場所なのかもしれない、という話です。

あと根拠として持ってこれるのは、特命調査の文面ですね。

「長期化した戦いの理由を審神者に求めた時の政府は、特別な任務を命じた。
放棄された世界、歴史改変された聚楽第の調査を行え。」

戦いが長期化した理由、「何かをやらかした」審神者のせい、って、堂々とかかれてんだよなあ(遠い目)……

このあとの特命調査も同じ文面が続くのですが、これもまた特命調査を見比べるとわかるんですけど、他の4振りの特命調査は「調査がちゃんと終了した(調査員組の3つ)」か「修正がちゃんと完了してる(監査官が来た加州の特命調査)」んですが、聚楽第だけその辺の言及が一切ないんです。強力な敵部隊と戦闘して勝利して敵戦力を削いだ、それだけしか監査官は口にしてないんですね。つまり、聚楽第だけ歴史修正の糸口すら見つけられてないんです。不自然なんですよ聚楽第だけ。つまり、「聚楽第にいる何かを作り出したの何かをやらかした審神者なんだから、お前らあれどうにかしろ」を他の4振りの特命調査でも言われ続けている、と考えて良いと思います。


◆聚楽第で監査官は何を見たのか。そして、何を「やらかした」のか。

初期刀5振、すべての特命調査を終えて、改めて聚楽第に戻ると、「あれ?」と思う点がいくつも出てきます。その中で一番大きいのは、「聚楽第以外のラスボスにはすべて名前が付いており、誰が闇堕ちしたのかが推測できるようになっている」ということです。
この法則に従えば、聚楽第のラスボスには監査官が確認されたと言っている、「北条氏政」を想起させる名前がついていないとおかしいのです。ですが、聚楽第のラスボスには名前がありません。ただの「槍」がラスボスです。

このことから、何が考えられるか。

聚楽第には元々北条氏政はいなかったのに、監査官が「北条氏政が確認された」と嘘をついた。

これが一番妥当な推測だと思われます。では、なぜ監査官はそんな嘘をついたのか?
「北条氏政が聚楽第に居る=ここは山姥切国広が打たれることがなかった世界線だ」と、山姥切国広と他のメンバーたちに誤認させるためです。

聚楽第以外のネームドボス達は、見る人が見れば面影が残っていて、ゆかりのある刀剣男士達なら「誰なのか」がおおよそ推測がつくようになっています。つまり、聚楽第の「槍」も、見る人が見れば「誰かに似ている」と思われる容貌をしていた可能性がそれなりに高いのです。それでも「ここは山姥切国広が打たれなかった世界線なのだ」と本丸から来たメンバーが考えていれば、「似ている気はするけど他人の空似だろう」と思ってスルーするだろうと考えて嘘をついた。だから「聚楽第では北条氏政らしき敵が、一切出てこない」のです。

前の記事で、W山姥切は布被ってると山姥の呪いが発動する、と書きましたが、時間遡行軍の槍の画像をググって見てみてください。風貌が、「山姥」に似ていませんか??

おそらくなんですが、聚楽第のラスボスが「闇堕ちした山姥切国広」だったことに気がついた監査官が、写しにこんなものはとても見せられない、とにかく特命調査の課題をクリアして自分が本丸に行きさえすれば写しをどうにかしてやれるこの記事で書いたように、山姥切国広は極修行が不完全、つまり赤点取った状態です)と思って、ここは山姥切国広が打たれなかった歴史だと嘘をついて、特命調査を骨抜きにしてしまったんではないでしょうか。(長義が国広をライバル視してたりは別にしないと思うよの根拠の記事はこちら。)

だいぶ…かなり…やらかしてんだよなあ監査官…。まあ彼ら布被るとバグ起こすのに、監査官このとき全身覆う布被ってる=特大級のやらかしをしているよ、という暗喩はあるわけですが…。


◆そんでこの後どうなるのさ、という推測

ふつーに初期刀(山姥切国広含)+長義(本作か山姥切かは不明ですが)がどうにかするもんだと思われます。
「すべての特命調査を反転させた要素が槍持った山姥切国広」であるならば、逆にいうと初期刀達がどうにかして引導を渡してやれる
、ということでもあります。長義も特命調査を骨抜きにした責任は取るつもりでいますね。「待たせたな、お前達の死が来たぞ」っていうのはつまり、「待たせてすまない、いつかお前に死を与えにいってやる」という意味です。
本丸に「本歌と写し」をきちんと置いといてやれば、長義が国広をちゃんと教育しますので、本丸の「山姥切国広」も「聚楽第で闇堕ちしている自分」と向き合って切ってやれるようになるはずです。
なので、大多数の監査官をお迎えして普通に育てている皆さんは、そのまま初期刀達と元監査官さんをすくすく育てておけばそのうち解決イベントが来ると思われます。

何年後になるかは知りませんけどね!!!!!!

あと長義は本丸の赤点取った山姥切国広もどうにかしなきゃいけないし(まあ国広はどうやら長義を本丸に呼びたくてわざと手紙で赤点とったっぽいんですけど、わざと赤点取った時点であやつは赤点です)、聚楽第の槍国広も引導渡してやる気でいるので国広挑発しながら審神者に気に入られて戦場に出してもらって練度あげないといけないという無理ゲーもこなしてて、まじ大変ですね本歌……と思います。
そりゃ近侍曲が写しの方はのほほーんとリラックスしてるっぽい曲調なのに、長義の方は戦闘中みたいな曲調になるわけだよ……。


◆ここで改めて白山くんのセリフに注目してみよう
「あるじさま、政府は我々を見ています」とはどういう意味なのか?
これはつまり、「運営くんはツイッター上のファンの考察を見ていて、それで戦況をリアルゲームに反映させてるよ」っていう、身も蓋もない意味ですね!!

はいツイッターより引用。

正解にたどり着いてるユーザーがほとんどいないので戦況は絶望的だよ!そういう意味ですね!!!

実際8面の回想は、「闇堕ちした山姥切国広がボスにいる」と想定すると色々話が通じやすくなるんだそうです。そこまで掘る元気ないので掘ってないですけど。青野原の先行解放は多分「このままだと敗北するよ」というバットエンドチラ見せだったのかな……みたいな……。

◆リアルに「折った」プレイヤーにはペナルティないの?

あります。「聚楽第で同行して配属された監査官」を折るなり刀解するなりした本丸には「元監査官」は二度と来ません。監査官をシール産の長義に集合したりなんなりしている本丸では、「監査官の記憶がシール産に引き継がれている」なりなんなりの解釈が可能ですが、悪意を持って何かをやらかした本丸には、「聚楽第で何が起こっているのかを確認した個体」は二度とこないのです。槍の国広をどうにかするイベントはおそらくどこかで必ず発生します。その時に、ドロップでもシール産でも長義がいれば回想自体は解放されるので、回想を見ることは可能ですが、その度に自分が何をやらかしたのかを「あかんことした審神者」は思い知らされることになって心がちくっとするかもしれない。それがゲームからのささやかなペナルティになる、そういう仕掛けは施されています。

まあ発動するのが何年後になるのかは知りませんが。


◆運営くんにちょっと一言。
槍国広が現れた時にマジで涙目になるくらい怖かったのでこれくらいは言っていいと思う。

部下(審神者)を育てられないのは上司(政府)が無能なのです。呑気に「戦況は絶望的」とか言ってる場合と違うと思うよ。部下になんで戦況が悪いのかをちゃんと教えられない政府(ゲーム運営)が(エンタメの提供側として)ド無能なのです。
仮にも上司(政府)を自称するなら、部下(審神者)はしっかり育ててください。

そもそも、フィクションは多様な解釈を許すからフィクションなのです。消費者側がエンタメ提供側が意図した答えにたどり着けていないから戦況が悪い、とするのは、普通にエンタメ提供している側が自分たちの手際の悪さを消費者に押し付けているということで、プロとしてそれはどうなん?というのが正直な気持ちです。
フィクションで特定の答えに辿り着いて欲しいなら、ツイッターなり何なりの考察がおかしな方向に行っている時点で運営側が自分たちの手際が悪いのだと自覚して、ヒントを追加すべきだと私は考えています。
回想を追加するとか攻略のヒントを公式サイトに載せるとか、軌道修正はできるはずです。戦況悪いなーって呑気に眺めてないでどうにかしてくださいね。

あと、もうこれは個人的な好悪の話なのですが、「リアルに監査官を折るだの折らないだのするような状況を誘導しておいて、それをシナリオに組み込む」というのは普通に趣味が悪いと思います。それを見て嫌な思いをした、普通にプレイしているプレイヤーもたくさんいて、いまだにトラウマになってる人がいるのに、それを狙って誘導しました、はちょっとあまりにもどうなん?というか……。
なのでこの記事表に出すか結構迷ったのですが、でも表に出せって言われてるっぽいからなあ……。
記事を読まれた方はくれぐれも、この記事を根拠に特定の方を攻撃したりしなさらないよう、よろしくお願いいたします。ペナルティはゲームのギミックでちゃんとつくようになってますからね。

あと最後に。私は別に刀剣乱舞の熱心なプレイヤーだったから考察をして一連の記事を出したわけではありません。フォロワーさんのフォロワーさんが、伯仲コンビをうまく解釈できずに困ってらっしゃるのを見て、ちょっとお手伝いするか、という感じで解題に取り組んだ、ライトユーザーというかライトユーザーというのもおこがましいのでは?くらいのプレイヤーです。熱心なプレイヤーさんではなくそういう、いわば外部の人間が解いちゃった時点でコミュニティの誘導がうまくできてないってことです。本当に、色々、色々あかんと思います……。もうちょっとどうにかしてあげてください……。

以上、おしまい。こんな辺境でこの記事はなって意味あるのか?と思うんですけど、これ放たないと8-4の開放ないのでは?という気持ちがちょっとあるので、うん。公開します。

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