子どもを守るスキンシップ

愛情と思いやりを込めた正しいスキンシップは、たくさんのリスクから子どもたちを守ります。


スキンシップには、脳と肉体の発達と成長、精神の安定、睡眠の質の向上、回復の促進、親子の絆を深めるなど様々な効果か期待できますが、

私が1番に期待しているのは

子どものいじめ、暴力、虐待、性被害が減ることです。子どもは被害者にもなりますが、加害者にもなります。どちらも正しいスキンシップを覚えることで回避できるのではないかと、私は考えているのです。


子どもは、親だけではなく、関わる全ての人々、とりまく環境、境遇に影響されて育ちます。

子どもは大人の真似をします。それがたとえ悪いことだとしても、大人が良いといえば信じて行います。見たり聞いたり、経験したことを、自分や他人にもしてしまうのです。

正しいスキンシップとは、相手の許可を得ること、不快にさせない行為のことです。相手が嫌がったり断ったらすぐにやめる。相手の気持ちを尊重し、尊厳を守ることがとても重要です。

まず、教えるべきは、「嫌なら断っても良い」こと。そして「嫌がられたり、断られたらやめること」です。

人と接するには、許可がいります。身勝手な行動は相手を不快にし、傷つけます。

自分は大丈夫と思っても、相手は同じ気持ちではありません。

あなたは自分の良かれと思った行為を断られたら、怒りを感じたり悲しいと思いますか?

ですが、相手はそれを全く望んでいないかもしれません。断っても断っても同じことをされ続けることに、あなた以上に怒り、悲しいと思っているかもしれません。もしかしたから悩み続け、とても傷ついているかもしれません。

逆にあなただって、自分がされて嫌なことを、無理矢理に何度も何度もされたら、同じ気持ちになると思います。

自分だけの気持ちを押し付けてはいけません。それは、お互いさまだからです。

許可を取る。断られたらやらない。とても簡単なことです。


正しいスキンシップで、子どもたちにたくさんの愛情を注ぎましょう。それが子どもをケアすることにもなり、子どもたちが正しいスキンシップを覚えることになります。


子どもを、被害者にも、加害者にもさせないために。

子どもの未来を守りましょう。

私が願うのは、正しいスキンシップが親から子どもへ、子どもからまたその子どもへと受け継がれていき、いつか世界中が正しいキンシップを当たり前に行うようになることです。


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