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【貧乏父さんの仕事術】交渉力を身につけるべし

『ビジネス』という混沌とした世界で生きている皆様、こんにちは。以前はICT界隈でビジネスを育んでいた三木と申します。
ここでは、歴史上の文献や、近代の方法論などを交えながら、ビジネスの現場でうまく立ち回るための権謀術数を書き綴っていこうと思います。
といっても、かなりライトなものですので、サラサラっと読んでいただけると思いますよ。

さて、さっそく仕事術の話ですが、やはり何においても大切な「交渉力」を身につけていただきたく、ここに記します。
みなさんは、イエスマンになってはいませんか?

普段の会話にもやり取りの要素がある

家族や友人と話すとき、なにも考えずに会話されているかと思います。ともすれば、職場の同僚とも。
いきなりですが、それではいけません。
どのような場面、どのような内容であっても、“交渉の場である”と思うようにしましょう。(たとえ挨拶であっても、です)

あたりまえかもしれませんが、モノゴトを自分の思うとおりにコントロールすることができれば、ストレスは無くなります。ということは、いくつかでも思うとおりにいけば、比例してストレスが軽減されるということです。

「おはよう!」などの挨拶
 →先に言うことで、主導権が自分にあることを相手に植え付ける
「よろしいですね?」などの疑問符
 →相手に決定権を与えることで、代わりに主導権を得る
「かしこまりました。では、〇〇と〇〇という条件にて承ります。他に何もなければ、こちらでコミットします。」
 →確認することで、決定権はこちらにあるということを相手に植え付ける

いかがでしょうか?普段の何気ない会話や、仕事上の会話の中にも“交渉の場がある”と感じていただけましたでしょうか?

一つ一つの積み重ねがものをいう

太公望(呂尚)が著したといわれる『六韜(りくとう)・三略』には、現代でも通じる“人となりを見分けるための術”が書かれています。
例えば、「金品を与えてみて、その後どうするのか見る。」「酒を飲ませてみて、振る舞いが変わるのかどうか見る。」などです。
なんてことのない話に思えるかもしれませんが、日常のことだからこそ、つい本性が現れてしまうのです。さすがは中国四千年の歴史、すごいですね。

現代でも・・・つまり、どんなときでも相手に「品定めされている」わけですから、普段からあれこれと心がけておくことは、プラスにこそなれ、マイナスになることはありません。常に主導権を持ち、相手につけ入る隙を見せない振る舞いが大切なのです。

バーター取引をクセづける

毎日の何気ない会話ですら「交渉の場である」と捉えて発言することに努めたほうが得策です。

相手:「〇〇でいいですね?」
自分:「△△の条件下であれば、まったく問題ありません。」
 →きちんとこちらの納得いく要素を盛り込む
相手:「〇〇ではありませんか?」
自分:「△△ということであれば、おっしゃる通りです。」
 →相手にもこちらの意向を認識してもらう

これらは、先に述べた主導権を取りに来た相手に対するカウンターとなります。
世の中は、バランスシートの上で動いています。たとえ相手の言うことに理があっても、こちらの要求はしっかりと訴えるべきなのです。
言葉を発するとき、自然と有利に事を運ぶことができるようになるまで、しっかりと訓練しておきたいですね。

最後に、とある仕事で飛行機に乗り、帰国の途へついていたとき、隣の席に座った男性からおもしろい話しを聞かせていただいたので、要所だけ書かせていただきます。
その男性曰く、「世界で交渉に強い人種がいる。3位が中国人。2位がインド人。そして、1位がユダヤ人だ。インド人だけでもかなり手ごわいけどな!」とのこと。
残念ながら、ユダヤ人と云われる方とは、いまだお話させていただいたことはありません。機会があれば、ぜひお話をさせていただきたいなと思っております。

ここまで、先に書いた子育て論とは違った話を書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
なにかの参考になれば幸いです。

仕事上の問題や悩みで苦しんでいるようなことが緩和できる話しを書いていこうと思っていますので、よろしければ今後ともお付き合いください。

■著者略歴
 三木 崇行 昭和生まれのフリーランス。人の死に目に会うことで人生観が確固たるものになった人。
 以前はICT関連で14年間生きる。現在は児童教育関連で事を起こそうと悪戦苦闘している。
 「好きなことであれば、楽しく勉強する。楽しく勉強できれば、勝手に学ぶようになる。」というのが仕事に大切なことと考えており、相談を受けた時には、必ず楽しくなるようにする術を指南している。
 「良いものは良い」と考えるので、主張に一貫性が無いように受け取られることがある。本人は、人生のゴールに一直線で向かっているつもりの凡人。
 貧乏でも毎日楽しく生きている楽観主義者。

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