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繰り返し考えていること

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酔っ払った時に何度も言ってしまう”サビ”にあたる部分です
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2020年12月の記事一覧

悩むのは無駄でしかない

別に悩みたくて悩んでるワケじゃないだろうけど。 森見登美彦『有頂天家族』に出てくる一節ですが、全くその通りだなあと思わざるを得ません。動くことでどうにかなるなら動けばいいし、どうにもならないのならそれについて考える必要はない。 まあ実際は、そんな話をしたところで「なので、悩むのはやめましょう。」「はい!」っみたいに解決しないことがほとんどだとは思います。そんなカンタンに割り切れないんですよね、人間。 だいたいのことがらは、それが「どうでもよいこと」なのか「どうにもならぬ

命がけで生きていく

それさえできれば後悔は無い気がする。 死ぬ直前の一秒も、いま目の前を過ぎていく一秒も、同じ時間だと考えるとなかなか怖くありませんか。同じ人生の一部なのに、果たして同じ密度で過ごすことができているでしょうか。 今までを振り返ると、人生の一部だと誇りに思える時間とそれ以外を分けているのは、その一瞬一瞬をしっかりと自ら意識できているかどうかがほとんどです。その行動の結果はともあれ。 例えば高校や大学なんかで、サボるぞ!と気合いれてサボったときは後からでも気持ちが良いけれど、気

常に最適でなくとも

結局だいじょうぶ。 よくある「やりたいことが見つからない」という悩みは、「人生というのはツライし短いので、やりたいことをやらなければならぬ(やりたくないことをやると死ぬ)」みたいな恐怖に基づいています。 この恐怖は近年、増大傾向にあります。様々な場面で『最適な解』を見つけるのが容易になったから。その深刻さと滑稽さを、コメディアンのアジズ・アンサリが笑い飛ばしてました。 「僕は歯ブラシを買うにも、ネットで口コミを探さないと不安になってしまったんだ。『歯ブラシ 最高の』って