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だから僕はサッカーを辞めた

こんにちは。Sunaoです!

自分は、2021年の12月末で、長くプレーしていたサッカーを引退しました。

今回は、引退してすぐに書いたブログ、下書きに居たけどせっかくなので載せておこうと思います。

これからの決意としても。

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1月4日 5時55分。

泣きながら目が覚めた。
試合前のウォーミングアップで、思うようなプレーが出来なくて監督に怒られている夢。

現実とあまり変わらないかもな。と少し落ち込む。

自分には、サッカーが苦痛だった。
毎日くるあの2時間の練習。
日々を誤魔化しながら生きていた。

サッカーは11年やった。
サッカーの本質的な楽しさと素晴らしさは最後の3年くらいで知ることができた。
知ってしまったから、辛かった。

味方と頭を揃えることの快感。
コントロールシュートがネットを揺らす瞬間。
人工芝を裂くような、流れるようなパス。
全て、素晴らしいものだったし、それらが好きだった。

だからこそ、思うようにプレーできないことが苦痛だった。

怒られる時も、「自分が1番良くわかってるよ」と毎回思ってたし、
徐々に「試合に出たい」が「試合が怖い」に変わっていった

なんて贅沢なやつなんだろうと
自分で自分を許せなかった。
『こんなに恵まれた環境で、こんなに上手い仲間たちと、サッカーができるのに。』
そう思うたびに心が削られた。
正論は刺さるものだ。

怪我も重なった。
幸い大きな怪我はしたことがなく、クセがついた両足首の捻挫と肉離れで、短い離脱を繰り返した。毎年毎年。

半年以上の大怪我、病気で苦しんでる同期やチームメイトを何人か見てきた。だから、「これくらいの怪我で、落ち込んでなんていられない。」ずっとそう思い続けた。

一緒にリハビリをしているとわかる。復帰の目処がついている怪我は、まだ良い方だ。
自分よりもっと辛い人がたくさんいるとわかってた。

こんな日々で自分を大切にできなくなった。
完全にメンタルをやられた。

自分でいうのもなんだけど、割と繊細。
臆病で、すぐ泣くし、すぐ感動する。
物理的な痛みにもとことん弱い。
(この前は、健康診断の注射で泣いた。笑)

こんなんだから、まあ想像できた結果ではある。

チームメイトに頼れるような自分でもなかった。
全国大会を1ヶ月後に控えていた。
試合に出ないたった1人の選手になんか振り回されてほしくなかった。振り回したくなかった。

練習は苦しかったけど、ボールに触れているあの2時間は試合に出たいと思えた。
寮に戻ると、焦燥感と無力感しか残らなかった。
本気で試合に出たいと思えば思うほど、焦りと怒りに追われた。
コロナ禍で外部とシャットアウトされた、あの寮は監獄みたいだった。

急な動悸が止まらない時が増えた。
3時ごろにならないと眠れなくなった。
わけもなく涙が出てくるようになった。常に泣く三秒前みたいな気持ちでいた。

うわー、かなりやばいかもなと思って心療内科を予約した。結局行かなかったけど。

自分には幸い、サッカーだけじゃなかった。
『自分にはサッカーしかないので』
とヒーローインタビューなどで言う人がいるけど、あれを言えるのってすごいよなって思う。
サッカーに愛されてきたんだな、とか
サッカーできない体になったらどうすんだろ、
とか考えてしまう。

自分には音楽もあったし、
他のたくさんの居場所があった。
それが唯一の救いだった。

頭のなかで文章を作る代わりに、音楽を作った。
無駄にネガティブになるより、気持ちをアウトプットし続けた。

ギリギリ平静を保てているラインだった。

『音楽は、誰にでも平等だから』
ネガティヴでも、死にそうでも、自由でいい。
それが音楽。自分にとっての。

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追記 4月3日

大学の同期は、ほぼサッカーを続けている。
なでしこリーグや、プロのWE.リーグでプレーしている。
羨ましいとかは正直思わない。
すごいな、とは思う。
そして、尊敬している。

サッカーを辞めて後悔はしてない。
きっと今続けていても、同じように苦しいだけだと思う。
でも、今も続けているみんなは、今までも楽しかったから、この先も楽しくサッカーがやれるんだと思う。
それか、『今までも楽しかったから、将来も楽しい』というビジョンが見えているから、続けていくんだと思う。

きっとどこでどう生きていても、辛いことはぶち当たる。頑張ろうとしたら尚更。
その時の辛さと、頑張って得た楽しさを天秤にかけたときに、どっちに傾くかだと思った。

自分は、きっとそれはサッカーじゃなかったんだと思ってる。11年やって、やっとわかった。

あぁ、長かったな。
なんか、大恋愛して失恋した気分。

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追記 9月11日

「青春全部サッカーに捧げた〜」
ってこの前言って思ったんだけど、自分はまだまだ今もバリバリ青春してるなって思いました。

まだまだ若いし、なんでもできる。

『プロサッカー選手』じゃなくなった、今の夢を真っ直ぐ追いかけたい。

これからが楽しみ。
ワクワク、ドキドキ。

今の自分は間違いなくサッカーで作られた。
自分には青い血が流れてる。
目指すものが変わっただけ。

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こんなに長い文章、ここまで読んでくれてありがとうございます。

サッカーで出会えた人たちは
本当に一生ものです。
多分、自分が信じてる人たちは、わかってくれるんだろうなと思ってます。


たまにはこういうブログも、いいでしょう。
ではまた。

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