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物価高のフィンランドで賢く「食べる」

 今回は、フィンランド旅行での食事について書いてみたいと思います。


 最近になって円高が進み、2024年8月6日現在、1ユーロ=157円程で推移していますが、依然として“ユーロ高”であることは変わりありません。

出展:三菱UFJ銀行 外国為替相場チャート表

 ここで書いているのは今年5月中・下旬にフィンランドに行った時のことですが、その時点では1ユーロ=172円(両替時)ほど。旅行中は1ユーロ=160円で計算していました。

物価の高いフィンランド

 何よりも困ったのは,フィンランドの物価が高いこと。
 例えば有名なロバーツコーヒー。

 これが一杯3.4ユーロ。540円くらい(1ユーロ=160円で計算。以下同じ)。現在のレートで530円くらいします。
 ハカニエミのマーケットで食べたスープ。さて、いくらでしょうか。

美味しかったスープ

 正解は14ユーロ、約2200円(!)
 一番高く感じたのが、電車の中で食べる食事。このスープ、大きさ的には立ち食いそばくらいなんですが、

これでなんと13.6ユーロ!やっぱり2200円くらいする!
 フィンランドのファストフードと言えば、Hesburgerですが、

 こちらのハンバーガーセットで、なんと8.9ユーロ、約1400円!高っ(笑)

味はまあまあ。フィンランドのロッテリアって感じ!?

 ジュースも小さい紙パックで2ユーロ。食べ物はだいたい日本の2倍、という感覚でしたね。

食事攻略法~朝食編:ポイントはパン

 では、どう乗り越えて行ったか。はじめに朝食について。
 フィンランドの宿は、アパートを借りる感じで泊っていましたが、そこには必ずコーヒーメーカーと挽いたコーヒー豆が付いていました。それにパンがあれば朝ご飯は成立。

クロワッサンとロールパンで3.8ユーロ(約600円)。やっぱ高いかw

 スーパーマーケットにはパンコーナーがあり、シナモンロールとかフィンランドでポピュラーなパンが、だいたい1つ0.85ユーロから、1.5ユーロぐらいで買えます。Karjalanpiirakka(カルヤランピーラッカ)は、ジャガイモ味がお薦め。

買うパンの番号を左の機械でプッシュ、シール状のバーコードを出し、パンを入れる袋に貼ります


 なお、ヘルシンキの街中ですと、KANPI(カンピ)の1階にK-Supermarketがやっているカフェがあり、

 そこですと、コーヒー1ユーロ、クロワッサン1.5ユーロですので、軽~く朝食を取るにはお薦めです。

食事攻略法~昼食編:ビュッフェスタイルの店を狙おう

 少し話は変わりますが、海外に行くと、「野菜摂りたい」ってなりませんか。炭水化物&肉中心の食事が続き、私は野菜が食べたくなります。
 そんな時、お昼にビュッフェスタイルがお薦めです。
 ヘルシンキの街中でよく見かけるのがピザのビュッフェ。Kotipizzaは特によくみかけるかも知れません。
 Rax KotiBoxというのもあります。

 ここのランチビュッフェは11.9ユーロ(約1900円)。高いっちゃ高いですが、何度も何度も取りに行けること、特にサラダが取り放題なのはありがたいですね。ナゲットや骨付きチキン、フライドオニオンとかも美味しい。

お皿は26センチくらいの大きさ
※画像はトリップアドバイザーより

 あと、フィンランドに限らず、ヨーロッパではケバブ屋さんがお薦め。
 例えばユヴァスキュラで入ったケバブ屋さん。

 こちらが9.5ユーロ、約1500円で取り放題!美味しいし、野菜不足も解消するしでお薦めです!

食事攻略法~夕食編:レンチンで家庭の味を楽しむのよし

 夕飯はランチで14ユーロ前後ですから、推して知るべし。外で食事をすれば、4000~5000円は平気でします。そんな時、レンチンメニューがお薦めです。
 大概のアパートメントホテルにはレンジ付いています。スーパーでレンチンできる惣菜を買ってきて、温めれば結構な味&ボリュームを楽しめます。
 スーパーに行けば、レンチンメニューがこんなにあります。

 例えば、鱒のスープ 300g 3.09ユーロ(約490円)。

挽肉スープ 300g 3.15ユーロ(約500円)。 “ニジマスの誘惑”なる、クリーム仕立てのニジマスとポテトの料理 2.55ユーロ(約400円)。

ミートボール、マッシュポテト添え 430g 4.15ユーロ(約660円)。 
ソーセージの入ったスープ 340g 4.49ユーロ(約720円)。

 面白いのは、大概のメニューにグラム数が書いてあること。だから、どれくらい食べられるかが事前に分かります。

 レンチン=ショボい、ってなるかも知れませんが、どれも結構美味しい。
フィンランドでよく食するクリーム仕立てのものが多く、野菜もたっぷり入っています。肉じゃがとか、豚汁を買っていく感覚でしょうか、いずれもフィンランドの家庭の味。実際、仕事帰りに買っている人も多かったし。

 夕飯が全てレンチンなのはさみしいですが、節約も兼ねて、旅の夕飯に織り交ぜてはいかがでしょうか。

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