運転免許証 【短歌七首連作】
運転免許証
どんなにか輝くだろうわたくしにまだ生まれえぬ運転免許証
話し足りないままだけど外国に晩杯屋ってあるんかなあ
ぜったいにさわらないから宿すまでとうもろこしがとうもろこしを
落椿をきみがはじめて撮るときのいつか神話になる瞳だね
わかるんだ燃え移るように手を取って昔見た琵琶湖を話してよ
大きな声をはりあげたくてもうずっとひとりぼっちの噴水のため
観覧車ひろびろまわる少しだけ遅くなるよう心で太る
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