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昼食を忘れる 【短歌七首連作】

昼食を忘れる

  1. 流星群ふりまわしている手のひらに危うく息を盗られてしまう

  2. 歩きタバコで近づいてくるお兄さんの完全版の死がありました

  3. 丸腰でペルセウス座にも勝てます、いまのわたしの体調ならね

  4. 昼食を忘れることを信じられない気持ちを恥じつつあなたと話す

  5. 口角からひかりあふれている人よ 真夏のこけらおとしはすぐそこ

  6. 久しぶりに風に吹かれて思い出す聴いてた曲の大きなサビを

  7. 朝五時の夏の明るさコンビニの前に男女がまだ座ってる



この連作は歌会ピオーネのフリーペーパー『東京出張』に寄せた作品です。初出は2023年5月の東京文フリ。

ぜひネットプリントも出して読んでください。6/8,9まで出せます。


読んでくださってありがとうございます! 短歌読んでみてください