【日記】上の階には玉田が住んでいる
個人の趣味として人の日記を読むことが会社員の頃から好きで、下北沢の日記屋「月日」にもよく足を運んでいる。ただ、日記に関しては自分は概ね“読み専”である。たまに紙につけている黒歴史ノート(になってしまっている日記)とは5年の仲になるが、人に読まれることを想定した日記、というのがなかなか自分には難しい。なので、よく見かける日記人のみなさまは本当にすごい。こちらの更新はゆるくたまに。よかったら、お付き合いくださいませ。
◼︎0618
家から徒歩1分のところにある、いつもの大好きなパン屋でお昼。昼ごはんに、ここのパンをほぼ週3〜4で食べ続けること1年半が経過しているが全く飽きない。特に好きなのは明太フランス。これなら永遠にもぐもぐできる。食パンやライ麦パンから作ったビールも販売しているところがまた最高。最近お隣にコーヒーとアイスクリームのお店もできて、出不精のわたしなら正直この通りだけで生活できる。
今週末もいつものように、きゅうくん(仮)が遊びにきてくれた。来月3泊4日で韓国に行くので、下北のTSUTAYAで POPEYEの韓国特集号と韓国語の勉強ドリルみたいなやつを買ってくれた。旅行をより楽しむため、現在は韓国料理禁止令の期間中。「1週間でマスター!」系のドリル超久々に見たな〜と思いながら、受験勉強でも大学の授業でも外国語が苦手だったことを思い出す。でもその本は、ゆるめの絵がたくさんあってわかりやすかった。わたしもこのくらい絵が描けたら楽しいだろうなと思って、言語ではなく絵のレッスンのモチベが上がる。ちなみに大学の第二外国語はフランス語だった。ハングルは日本語と並びが一緒らしいので、この機会に頑張ってみてもいいかもしれない。
海外旅に慣れているきゅうくんに教えてもらった謎の裏技・「スペイン国籍にするとなぜか航空券が安くなる」を試してみる。意味がわからない。でも、本当に3000円〜5000円安くなった。確認メールが全部スペイン語になってしまって、ゲラゲラ笑った。韓国には“ロッテワールド”なるものがあるらしく、ちょっと怪しげな着ぐるみがたくさんいてとてもワクワクしている。中国のピカチュウとか、一周回ってちょっと可愛い。偽物はよくないという主張はよくわかるけど、偽物の「ちょっと足りない感」はすごく好き。中華街のワンコインの怪しい手相占いに近い魅力を感じる。
一通り雑誌に目を通してからは、花泥棒に移ってオーレグラッセを啜りながら仕事をしたり、代田橋の方の銭湯に行ったりするなど。お気に入りの銭湯が休みで、一つ先の少し歩くところに行ったのだけど、良くも悪くもいつものところと違う雰囲気で驚き。銭湯って場所違うだけでこんなに違うの?いつもの銭湯は、番台さんのザ・おばあちゃんがいるような昔ながらの銭湯なのだけど、ある日散歩中にお店の方が住んでいる(と思われる)奥の敷地にベンツが止まっていたことを知った時から「ふ〜ん」という気持ちが沸々と。いや、好きだけど、銭湯ってそんなに儲かるんだなぁと素直に思ってしまった。きゅうくんは番台さんの採用枠が気になっていた。銭湯の番台さんって、おばあちゃんかおばちゃんならではの特権のお仕事なら、何歳からならokなんだろう。
帰ると、朝から続いていた上の階の人の物音があまりにもうるさいので、いっそ納得できる理由を自分たちでつくってみることにした。「1、巨大なシルバニアを家の中に作っている」「2、太鼓の達人のガチ勢」「3、Blue Giantの玉田が住んでいる」という三択になり、3番を採用することに。ソーブルーを目指しているなら仕方ない。わたしは玉田より雪祈派だけど。ということで、上の人に対する嫌な気持ちはジャズへの応援に変わった(ことにしている)。公開日の近いオンライン試写を観て就寝。ラストのエンドロール前の役者の演技は良かったけれど、全体的に結構グロめの作品で、案の定シリアルキラーの夢を見る。せっかくなので、ぜひ上の階の玉田の夢にもスペシャルゲストで登場して欲しい。
すなくじら
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