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可笑

考えても無駄なことばかり考えている。
そもそも自分について思考すること自体が無駄だというのに。

書きたいことが山程ある。ありすぎてとても文章にできないから、結局自分の中で飲み込んで、吐き出しそうになるのを堪えて、眠る。これもまた一つのループ。気持ち悪いことばかりだ。

他人から向けられるアドバイスの大抵はもう自分でも考えて考えて考え尽くしたことだ。だからもう全て無駄なことを知っている。自己バイアスだろうが事実には変わりない。何とでも言ってほしいが、言ってくれる人なんか誰もいない。


孤独が嘆く孤独ほど惨めなことがあるだろうか。
人間一人一人孤独なのに、何故誰も彼もそのことを嘆かないんだ。これじゃ私だけがおかしいみたいじゃないか。見えないだけ?だったら姿を見せてくれよ。

気分が良くなると必ず反動が来る。落ち込む、自傷する、死を願う。

おかしいだろ。前世もクソもない。誰も彼もお前も私もこの時代に生きているだけの人間だ。だから疑問なんだよ、どうしてこうなってしまったんだよ。

ああまた無駄なことを考えている。いつまでも「それ」を引きずってしまうのは、人の役に立ちたいと生きてきた己の中の幼い純粋さが残っているせいか。いつになったら断ち切れるのだろう、誰かの役に立ちたいなどという驕りも幻想も全部。

悲しいのは、死んだところでどうせ、私の思いなど一つも汲み取られることなく灰になって終わること。人生なんてそんなものかと笑うしかない。

「調子に乗るな」?
「何考えてるか分からない」?
「それはそれ、これはこれ」?

笑わせんなよカス、お前らから死ね。


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