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商標登録「SunAge」で行った手続きなど

サンエイジ合同会社では、2018年から「SunAge」ブランドとして、
オリジナル商品の企画・制作・販売をしています。

弊社はこの「SunAge」というブランド名で、2023年1月に
商標登録の申請を行い、2023年7月に商標登録を済ませました。

この際の手続きを備忘録的に書いておきます。

※商標登録第6715492号 登録商標「SunAge」はサンエイジ合同会社の登録商標です。


ブランド名を決める

弊社では「SunAge」ブランドとしてピンバッジ、ステッカー、
キーホルダーなどの小物雑貨類を中心にオリジナル商品を作り、
販売しています。

ブランド名は会社名と同じ「SunAge」にしました。
とても安直ですが、初めてのブランド作りのため、
会社名と直結していたほうが良い、という判断です。

ネットで検索しても、他に同じようなブランド名はありませんでした。
海外製のゲームに「SunAge」というものがありましたが、
小物雑貨類とは関係ないのでとりあえずは無視しておきました。
(専門的には商標の役務が異なるので問題ありません。)

依頼する特許事務所(弁理士)を見つける

商標登録の申請は知識のある方なら自分でもできますが、
素人では書類を読んで理解する必要もあり、時間がかかってしまいます。

申請したところで、書類の記入ミスなどがあれば、却下されて
審査すらされない可能性もあります。

そのため、弊社では特許事務所の弁理士さんに依頼することに
決めました。

身内の知り合いに弁理士さんがいましたが、もう10年以上は
連絡を取っていないということで、この方への依頼は断念。

料金もどれくらいか分からないので、ネットで調べてみると、
Amazon出品大学に「IP Accelerator(アイピー アクセラレータ―)」
というものがありました。
直訳すると「商標登録促進」という意味です。

あのAmazonが中小企業向けに商標登録を促進するためのサービスを
行っていたのです。

弊社はAmazonで出品しているため、これを利用することにしました。
理由としては、料金が安いからです。

なぜ料金が安いのか?
それは、Amazonが特許事務所へ「手数料は最低限の範囲で行うように」と
決めているからだそうです。
真意のほどは分かりませんが、まぁまぁ高いけれど支払えない金額では
ないな、という額でした。

特許事務所(弁理士)へ連絡

年末年始の忙しい時期でしたが、「善は急げ」と思い、思い切って
Amazonの申し込み画面から申し込みました。

弊社が利用させていただいたのは、「みなとみらい特許事務所」さんです。
理由は、評価が一番良かったからです。

申し込みを済ませてから10分ほどで、担当の方から電話連絡がありました。
年末年始の忙しい中でしたが、これには本当にビックリしました。
めちゃめちゃ対応が早い。
そして、とても丁寧でした。

実際に出品している商品などを確認していただき、年明け早々に
特許庁へ申請をしていただくことになりました。

商標登録の申請

弁理士さんに依頼したので、商標登録の申請について、こちらで行う
作業はほとんどありません。

見積りを確認して、諸費用を銀行振込しただけです。
進捗状況はメールで報告されてきます。

予定では、審査に8ヶ月ほどかかるということでした。

商標登録査定で登録が認められる

1月初旬に商標登録出願を行い、6月下旬には弁理士さんから
「特許庁での審査の結果、登録が認められ登録査定が通知されました」
という内容のメールが届きました。

商標登録ができる、ということです。
でも、これで安心してはいけません。

商標権を発生させるためには、特許庁へ登録料を納付する必要があります。
登録料は5年分、または10年分を一括で納めることになります。
5年分では割高になるので、10年分で納めることにしました。

会社やブランドが存在する限り、商標も利用するものなので、
10年で登録するのがおすすめです。

商標登録完了

登録料を支払ってから約1ヶ月後、登録証が郵送されてきました。
これで堂々と商標を使うことができます。

実際に届いた商標登録証

弁理士さんからは、「商標権者への注意事項」という文書も送られてきて、
色々と参考になることが書かれていました。

一番重要なのは、登録商標であることを対外的に明示すること。

「商標登録第6715492号 登録商標『SunAge』はサンエイジ合同会社の登録商標です。」
などと、ホームページや通販サイトに記載しておくことです。
これは努力義務になっているそうです。

もう一つ、大切なことは更新手続きを忘れないこと。
更新は10年後(または5年後)なので、絶対に忘れないようにしましょう。
弁理士さんからも連絡が来るようになっています。
また、特許庁でも「特許(登録)料支払期限通知サービス」というものを行っています。
メールで通知してくれるので、登録しておいたほうが良いでしょう。
登録は無料です。

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