鱗のメッセージ

晴れた日の午後
彼は鉄橋の近くを歩いていました。
ふと、空を見ると、筆で描かれたような
大きなドーナツ形の雲が浮かんでいました。
その美しさに心を奪われた彼は
これは是非、写真に残しておきたいと
急ぎ足で鉄橋へと向かいました。

鉄橋に近づくにつれ
次第に人々が集まってきてます。
少しでもいい場所で雲を見たいのか?
争うように急な土手を登っていました。

彼もまたもみんなを追って
土手の上まで辿り着くと
鞄の中からカメラを取り出しました。

その時、カメラを持ったおじいさんが
笑顔で彼に声をかけてきました。
「あんな雲は今まで見た事ないなぁ
君も写真を撮るんかな?」

そのうち丸かった雲の一部が
途切れてきたかと思うと
雲の先が龍の頭のようなカタチに
変化していきました。
龍の頭が中心に移動すると
ドーナツ雲はゆっくりと回転しながら
どんどんと近づいてきます。
風がざわめき、空は異次元の光景に
包まれたかのように感じられました。

人々は口々に驚きの声を上げました。
「あれは雲と違うぞ!」「どう見ても龍だ!」

\\あれは龍だ//

しかし、驚くべきことに誰ひとり
その場から動こうとはしませんでした。
それはあまりにもの恐怖で
足がすくんでしまったのか?
見た事のない巨大生物への
好奇心が強すぎたのか?

そうしているうちに
龍は鉄橋のすぐ側まで迫ってきてます♪

彼はカメラを構えました。
\\カシャ!カシャ!カシャ!//

宇宙ロケットのような巨大な龍が
目の前を通り過ぎて行きます。
時間の流れがスローモーションのようで
龍の背中を纏っている鱗が
一枚一枚はっきりと見えました。

龍の後ろ姿をボー然と眺めていると
さっきのおじいさんが
声をかけてきました。

「写真はちゃんと撮れたかな?」

「龍の鱗というのはなぁ
一瞬ごとに、カタチが変わっていくそうじゃ。
今、撮った鱗のカタチに
あんたへのメッセージが
残されておるかも知れんぞ」

「知ってみたいと思わんか?
鱗のメッセージの内容を」

ここまでが、彼の不思議な冒険の序章でした。
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このショートストーリーは
2012年3月2日の夢日記をもとに
Chat GPTにお手伝いしてもらいながら
書き上げたものです♪

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