自分がいなくなった後の自分
不思議系が並ぶ博物館の古びた石廊下を進むと
そこには30cmほどの銀の龍が佇んでいました。
龍は舌をチロチロと出しながら
静かに部屋へと案内してくれました。
部屋に入ってすぐに目を引いたのは
丸いテーブルの上に置かれた
絵本のような四角い本でした。
その本の表紙には
「自分がいなくなった後の自分が
記録されている本」と書かれており
小さな龍からその秘密を
教えられていたのですが
それは、この夜の夢の前半の物語。
この夜、龍に出会うのは
二度目のことのようです。
龍が語りかけてきました。
「この本はあなたがいなくなった後の
未来が綴られていますよ」と。
私は胸が高鳴り、興奮が
込み上げてくるのを感じました。
本を開いてみると、そこには
驚くべき出来事が綴られていました。
自分のいなくなった後の世界は
色とりどりの幻想的な場所に変わり
友達と共に冒険する姿や
未知の冒険に挑む
勇敢な自分の姿が描かれていました。
小さな龍は優しく語りかけてくれました。
「肉体を持って、考え、悩み、喜ぶあなたは
単なるゲームに登場するキャラであって
本当のあなたではないのですよ」
「死とはひとつのゲームの終焉なのです。
ゲームの中にいるあなたが死んでしまうと
そのゲームの世界は消滅します。
そしてまた新しいゲームのキャラとして
何度も蘇ってきます」
「あなたの不思議な冒険は果てなく続きます。
冒険の中で新たな出逢いや発見を得ながら
無限軌道を旅し続けていくのです。」
その瞬間、わたしの中の未知なる扉が開かれ
そこから眩しい光が流れ込んできました。
わたしはテーブルの上に佇む
小さな龍に感謝の言葉を告げました。
その光景をもう一人のわたしが
映画を観るように眺めていました。
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このショートストーリーは
2008年6月24日の夢日記をもとに
Chat GPTにお手伝いしてもらいながら
作ってみたものです♪
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