トレイルランニング:篠栗駅~三郡縦走〜天拝縦走~大野城トレイル~博多南駅(2023/10/01)
【基本情報】
実施日: 2023年10月7日
走行エリア:篠栗駅〜若杉山〜三郡山〜宝満山〜太宰府天満宮〜天拝山歴史自然公園〜天拝山〜黒金山〜牛頸山〜マウント・トラスト〜上梶原山〜観音山〜博多南駅
距離:約44.5km
標高差:COROSによる測定値 2584m
YAMAPによる測定値:+2661m -2680m
福岡近郊ド定番のルートである三郡縦走と天拝縦走を線的に結び、更に北上し博多南駅まで繋いでみました。牛頸山より北は情報が少なく実地調査も兼ねて初の試みとなります。
動画
なし
コースは参考程度ですが、以下過去記事にありました。
①篠栗駅~三郡縦走~太宰府天満宮
三郡縦走路はワンウェイで駅to駅もしくはピストンが可能です。今回は若杉山方面から行くことにしました。宝満山は通年でほぼ毎月いってますが、やはり夏場は水補給できない問題があり、秋本番となり涼しくなったのでやっと通しの縦走が可能に。
何回も行ってるいること、そして若杉山方面は正直コメントすることがないので写真も撮らず一気に山頂まで行きました。林道が多いのであんまり登山してる感じじゃないんですよね〜。朝9時前なのにキャンプ場に「入場」する人がけっこういて驚きました。
三郡山までの道でトレイルランナーと何回も遭遇。実質このルートが解禁となったことで、皆様考えることは同じようです。この区間が地味に長め。
三郡山の山頂付近では何度かすれ違う人に何故か道の説明することに。こういうとき何回も通って慣れてるトレイルランナーは役だちますので、迷ったら気軽にお声がけください。
三郡山を抜けて宝満山に近づくと更に人が増えます。先月末くらいから人は増えてましたが、さすが九州一登山者が多い山です。何でか知らないけど、この日の宝満山付近は犬連れの方がかなりたくさんおりました。眼福ですね。
宝満山はこのところ朝駆けしかしてなかったので昼に来るのは久しぶり。昼ならわりとカジュアルに来れますし(楽なようでわりときつい山ですが)、色々なタイプの登山者がいるあたり人気なんだなと改めて感じます。
少し眺めてからすぐ降りました。太宰府天満宮まで降りた時点でだいたい3時間50分くらい。先が長いから若干抑えめにしときました。
天満宮はさすがに普段でも多いけど連休初日とあって観光客であふれてました。梅が枝餅食べて少し休み、第一セクション終了。ロードで天拝山方面へ向かいます。これが地味に長く6-7kmくらいありました。全然そんな感じはしなかったんですけどね。
距離:およそ18km
②太宰府天満宮~トラストの森
ここから第二セクション開始。
天満宮出て少し先のスーパーでもう一度補給し、背中の汗を感じながらも二日市温泉をスルーし進むというツラさを覚えつつ道中で水や補給食を整え天拝山歴史自然公園へ。
ちなみに水はここからゴールまで2L持ってましたがギリ足りるという具合でした。
まず天拝山に向かいます。ここはほぼ林道登りなので登山感はないです。
標高は250m超えるくらいですが街がよく見えます。
天拝山からは大佐野山に向かいます。
天拝エリアは400mがやっとの低山縦走地帯でトレイルはしっかりと整備されており、景色こそ単調ではあるものの一定テンポで走るのに向いており気持ちよく進むことができます。意外と急登気味なところが何か所かありますが全般的にはフラット、分岐は多いものの進むべきルートが明瞭明確なのでトレラン始めたばかりの方にもおすすめです。
大佐野山についてから小休止。この辺から小雨の気配があったけど本降りにはならず助かりました。
大佐野山から黒金山、そして牛頸山へ向かいます。
牛頸山付近は地元の方が大切にしているんだろうな〜と思える楽しい装飾がたくさんで雰囲気が良いです。子連れの方のハイキングコースとしても楽しめるでしょう。
牛頸山から北は初めて行きました。
少し長い道を抜けると開けた伐採林に出て、ここから先は大野城トレイルと呼ばれているようです(初めて知りました)
道はかなり綺麗に整備されており、案内板や階段の敷設が新しく状態がかなり良かった。こんなに整ってるのに全然耳に入らなかったのは不思議ですが、福岡市側からは絶妙に行きにくいしわざわざ選んでいくような場所でもない(ちょうど隙間に当たる)ので仕方ないかな、という気はします。
そして名前が気になっていたマウント・トラストに到着。
名前はすごいけどいたって普通の低山ピーク…
確認後、ルートに沿って北へ。
この一帯はトラストの森という名だそうです。
林道と隣接しており、ここから林道脇にある上梶原山への合流路まで進みます。
距離:およそ19km
トラストの森~博多南駅
ここからが一番大変な区間になりました。
YAMAPでは破線地帯になってます。
時間的に微妙だったなのでこの時点でヘッドライトを装着。これは正解でした。
まずゴルフ場跡地までの区間は非常に蜘蛛の巣が多く、道もかなり不明瞭。
トレイルの先には開けた更地に数多の雑草が生えたような地点が見えるのですが、そこに降りるためのルートすらよく見えないくらい藪がひどい。藪漕ぎして下半身に違和感を覚え下をみると、ひっつきむしでひどいことに。
しかしそれすら些末なことで、360度開けた場所なのに進行方向がわからないという体験したことない状況に陥ります。山から山へ行く谷間のようなところのため左右はありえないので前に進むしかないのですが、前の山への進入路が藪に隠れて全く見えません。
エスケープルートはないし戻るにも復帰できない。夜も近づき進むしかないので慎重に道を見極めなんとかテープをたどります。しかしそこから先の山中は「トレイル」とは言えない放棄地帯となっており、蜘蛛の巣も正規ルートであろう位置に生え散らかした草木とセットで尋常ではない張られ方をしています。くぐることもできず、蜘蛛には悪いけど少し進んでは破壊するしかありません。
その後も藪漕ぎが続いたり、こいだ藪の中でぬかるみに靴をはめたり…と最悪の気分で進みました。手持ちの2次元ナビが全然参考にならないので、冷静に周りをじっくりと時間をかけて見渡し、地形を立体的・連続的に考えなんとかルートを見つけられました。
川?をわたり先のトレイルに合流、そこからはいたって普通に整備された道となり一安心。すっかり暗くなって着いた最後のピークである観音山ではご褒美の夜景を堪能。きれいだな、という思いではなく安堵感でいっぱいでした。水もなんとか足りました。
この区間はほぼ降り基調の2km弱程度なのに1時間半以上かかっています。地図ではわからない複雑な蛇行などが藪によってもたらされてました。
確実に他の登山者は数日間は来ないから、久々にマジでやばいかも?と感じ、1秒でも早く下山したいと心底思った区間でした。やはり人が通らなくなった低山は怖いですね。
観音山から降りてひっつきむしを取れる範囲で取り除いた後、博多南駅へ。
ここは諸々の関係で1駅だけ新幹線に乗れるというレアな場所(しかも330円。10分くらいで博多駅に着く)
発車まで50分くらいも間隔が空いてしまったので、近くのドラッグストアで軽食を買ってゆっくりしました。
距離:およそ6km
色々なルートを繋いだものの、結局終盤の3kmに記憶を上書きされてしまった感がかなりありました。ただ、だいたい道は把握したのでもしまた通るときは大丈夫そうです。ひっつきむしはどうにかしたいし、出来ればあまり通りたくはないですが…。
ルート
なんか思ったより標高差がなくて、体力的には全然余裕。水分は4.5Lないくらいだったので秋になったなと改めて感じる縦走となりました。ほんとはもっと先の油山までつなぐつもりだったんですが、ひっつきむしで激萎えしたので終了としました。
気温が低い時期は夜が長いのが大変ではありますが、やはり長時間行動が非常にしやすくなるので時間を見てお手製ロングトレイルルートをランで楽しんで行きたいと思ってます。
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