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Xは、小さな小さな展示会。写真の投稿時に考えていることと組み方

今日は前々からまとめておきたかった投稿についてのお話です。
一番最初のnoteにも記載した通り、わたしは多くの人に見てもらいたい!と思ってこの4ヶ月スナップ写真の投稿をXで続けてきました。今日は自分自身への整理も含めて、どのように写真をセレクトしているのかをご紹介します。
最初のnoteはこちら↓

Xは小さな小さな展示会。
毎日Xに写真を投稿することは、小さな展示会を開いてるようだ、と以前ふと感じました。世界一気軽で、開催期間は2日程度。でも時には想像を越える規模の人に見てもらう可能性を秘めた、最大4枚の小さな小さな展示会。

例えばプロの写真家が大きな美術館で写真展を開催する時は、キュレーターと共に作り上げていくのが一般的だと思います。写真を撮影する作家と、それを世に広めようと展示構成などの企画する人が存在し成り立っているのが大規模な展示会ですよね。

Xの小さな展示会ではもちろんそんな役割の人はいませんから、撮影をする私たちがキュレーターも兼任している、と言うと流石に大袈裟ですが、それくらい撮影や現像することと、投稿することは切り離して考える必要があるのかなとXを始めてしばらくしてから気付いたのです。

撮影は自分ごと。
私にとってスナップ写真の撮影は100%自分ごとです。自分が気になる視点か、雰囲気かなど、向き合うのは自分とだけで、意識の中に他の誰かが介入してくることも、SNSのことを考えることもありません。今までも、この先もきっとそうでしょう。
ただただ気になるものを撮影し、好きな雰囲気に現像する。自分が良いと思ったものを作り上げることを大事にしています。

主軸を切り替える
そんな自分ごとで撮影した写真たちを、Xに投稿する際は一旦なるべく客観視し、今度は見てくれる人を軸に構成していきます。
小さな展示会で見る人に関心を持ってもらうために(特に4枚の組写真を載せる際に)わたしが最も大切にしているのは、リズムや緩急です。簡単に言うと、なるべく4枚を類似させず、バラす。それによってメリハリが生まれ、目に留まりやすくなるのではないかな、と思っています。

投稿するときに意識していること
1枚,2枚よりもふわっとした印象を残し、投稿する敷居が低いのが4枚の組写真のイメージです。そんな4枚を選ぶ時は、以下のことを意識しています。

距離をバラす 植物などのアップ、1,2m程距離があるもの、空などや街の景観などとても遠く離れているものなど
視線の位置をバラす 地面、目線の高さ、空や建物の上のような見上げる高さなど
色をバラす 空の青、植物の緑、影の色など、1枚の写真に占める色がなるべく4枚で偏らないようにする
モチーフをばらす 例えば1枚目を花にしたら、2枚目は花以外のものにするなど、同系統のものを隣り合わせない
光に強弱をつける 光と影が強く浮き出るものは、強烈な印象があるので1,2枚程度に留める

1枚1枚全てバラすときもあれば、対角線上の1枚目と4枚目、2枚目と3枚目を似せることもあります。例えば下の投稿は青の印象が強いものが2枚あるので、1、4枚目の対角線上に置いています。そして距離感や視線の位置はバラバラになるよう選んでいます。(空と植物が好きなのでこの方法になりがち。)

もちろん空だけ、花だけなど、何かに特化したアカウントや、キャプションを重要視しているアカウントなど、例外もたくさんあります。私もあえて似たものを4枚並べる投稿もあるので、必ずこうした方がいいということではないですし、毎日投稿をしてるとどうしても時折疎かになってしまったり、上手く組んだつもりでも投稿後にしっくりこない日や、自分の予想より反応を貰えない日もたくさんあるのですが、基本的には上記のことを考えながら組んでいます。

あえて似せたものを載せる時は、下の投稿のように他の人があまり撮らないようなものだとか、4枚を組み合わせても興味を持って貰えそうだな、と思う時のみに留めています。

多くのいいねがついている方の投稿は、写真が良いのはもちろん、やはり見せ方もとっても上手いんですよね。例え同じ花を4枚撮っていても、寄ったり引いたり逆光だったりと、ちゃんと緩急がある。投稿の仕方が上手い方を手本にするのも大事だなと思い、好きな人たちのメディア欄はよく見ています。

撮影は自分ごとだと忘れない
とはいえいいねがたくさんついた投稿の写真を意識しすぎて、撮影時にもSNSのことを考えてしまったら私にとっては本末転倒です。元々割り切ってSNS用に写真を撮る方もいるでしょうから他の方のことは気にしないのですが、私は自分のために撮っているものを公開しているだけなので、ポリシーから外れてしまいます。そうならないよう、あくまで自分ごとで撮った写真たちから、リズムのある写真をセレクトする、ということを今後も大切にしていきたいです。

ちなみに、インスタは大きな展示会場があって、その会場に毎日1つずつ作品を増やしていくようなイメージを持っています。統一感がXよりも格段に大事だと思うので、私には頭の切り替えが難しくまだ始めるに至ってません。

写真のセレクトと同様に、フレームを使うなど投稿方法も日々模索中です。
始めてみると本当に奥深いSNS。まだまだ自分の投稿にも改善の余地がたくさんあるなと日々感じます。

他の方はどのように写真を決めているのかも興味があるので、ぜひnoteやXのコメント欄で教えていただけると嬉しいです!

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