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小学生へ教える難しさ

皆さんは人に教えるのは得意ですか?

後輩に仕事を教えたり、親に機械類の使い方を教えたりさまざまな場面で教える機会があると思います。

しかし、私は人に教えるのが苦手です。特に、教えて相手に楽しさを伝えることがが苦手です。


私は小学生の家庭教師をやっています。

数人担当をもっているのですが、ほとんどが嫌々勉強をしにきているという状況です。

私の役割は大きく2つあります。

①勉強するモチベーションに持っていく。(褒める教育の様なイメージ)

②効率よく成績を上げる。(スパルタ教育の様なイメージ)

この2つの両立がとても難しいです。なぜなら、生徒の勉強に対するモチベーションが低いからです。ほぼ親に無理やり来させられているようなものなので、生徒は何とか勉強をせず時間を消費しようとします。そのため授業では「授業をさぼりたい生徒」と「授業を進めたい私」の戦いが勃発します。

生徒が勝つと、雑談が多い回になり、私が勝つとまじめに淡々と授業をする回になります。

淡々と授業をすると書きましたが、私のモチベーションもあまり高くはありません。週に一回の授業かつ宿題もあまりやってこないので、家庭教師で飛躍的に成績が上げるということはあまり考えてません。やることをやって楽しく雑談をするという授業をすることで妥協している部分があります。

教えている生徒の雰囲気を見た時、ゴリゴリ勉強して難関校に入ることが幸せか分からなくなります。難関校に入る子は、①もともと賢い天才タイプ、②圧倒的に努力をし秀才タイプの大きく2パターンに分かれると思います。①は先天的な能力に起因するので、今回は考えません。一般人が難関校に入るためには②を狙う必要があります。ただ②にも条件があります。それはモチベーションです。ポジティブなものとして学校に対するあこがれや将来の職業など、ネガティブなものとして周りを見返したいという思いや親からのプレッシャーなどがあると思います。

私の教えている生徒で考えると、親のプレッシャーが一番当てはまると思います。親のプレッシャーをばねにし、何とか難関校に入ったとしてその学校生活は楽しいでしょうか。おそらく自分の実力より高いので、学校に入ってからも勉強をし続けなくてなりません。しかもその動機が好奇心ではなく、親から押し付けられたプレッシャーとはなんとも悲しいと私は感じてしまいます。

そうならないためにも、普段の授業でなんとか勉強に対して楽しさを少しでも感じでもらいたい思って授業をしています。しかし、勉強をしたくない姿を見ると、勉強をさせることに抵抗があります。

私に楽しく教える力があればよいのですが、なかなか受験勉強を楽しく教えるのは難しいと感じてしまいます。

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