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ゼミで行うnoteはゼミ生にとって意味・効果・今後についての是非


記事

【概要】
ゼミの自主性には目を見張るものがあり、自主的に1限「競争力養成プログラム」を開催し英語書評、1対全員のCA(クリティカル・アナリティクス)を行っています。またゼミでは毎週研究書評を開催し、日々学びの蓄積に励んでいます。加えて就職率・大学院への進学率も高く政策科学部、立命館大学の中でも特異な存在のゼミだと言えます。
そんなゼミでは今年度から新たにnoteの取り組みが始まりました。
各ゼミ生が自分のアカウントを持ち、Guardian書評・CA・研究書評・卒論進捗などを公開します。中には自分の趣味や私信について発信する者もいます。そうした取り組みはゼミ生に何をもたらすのでしょうか。
教授は「研究を蓄積し、それを社会に発信すること。その蓄積がやがて大きな成果になる。それは研究者としての大儀だろう。ではいち学生として何が身につくのか。人に読まれる文章を書くこと。自分の研究などを社会に発信すること。影響力に責任を持つこと。」
それらが学生に与えるものはなんでしょうか。それを考えてみましょう。とどのつまりは今年度から始まったnoteが効果というか意味があるのでしょうか。
いったんは効果?意味の有無?で立論を行います。私は「効果・意味は無い」側になりますので、皆さんは「効果・意味がある」側でディベートを行いましょう。それを前半戦とし後半戦は今後どのようなnoteの活用が有効なのか、4回生は卒業後もnoteをどうしていくつもりなのかなどを話します。

効果:noteやっててよかったなっていう瞬間

Q.コピミズム、どんな情報でも複製して循環させるべき
A.個人の自由であり、全体よりも今回の議論は個人に焦点を当てたい

Q.自分の研究をインターネット上で共有して他人から見られる経験は、研究の本文であり簡易的にでも体験できるのは研究のリアリティを追求できるのでは?自己の確立 コメントがないから民度が高い。コメント付きだとアンチが来たら溜まったものではない。
A.いいねしかつかず、良いもの(コメント)しか返ってこない、そのため実際に批判的な意見を得られるわけではない。守られた中で発信をするのではなく、戦いに行く必要がある。公共性が低い。→どういうゼミか発信することができる

ボトムアップをさせようとしたら、最強のトップダウンが必要。全ての自由にさせるにはある一定の縛りが必要。それは自由になってもらいたい裏返し。その形がnoteである。自由にのびのびできる機会がnoteである。発信力を引っ張り出す機会。0からのスタートで12代はベースを作ってきた。長期的に見たらゼミ生に大きな効果がある。
アカウント名を検索すれば、自らの実績が分かる場となる。自主性を持って運営している。

拡散力が弱い?→もっと紐づけができるツールを作る

意見・論点

noteにより身に付きそうな力/得られそうなものを以下に挙げてみます。
1)自身の文章の推敲力
noteに投稿するということは人に読ませる文章を書くことになります。パワーポイントを作成するとき同様見栄えなどを工夫する必要があります。つまり自身の文章を見返し、推敲する能力がつきます。それを繰り返すことで自身で日々読みやすい文章をつくる習慣が身に付きます。

2)継続力
毎週noteを更新し続けることによりそれが習慣化されます。
継続することで自身の文章に読者がつき、さらにnoteの充実度が増すことでしょう。

3)社会との繋がり
noteに投稿すると、ゼミメンバー以外から「いいね」が多々あります。これがつくことにより、自分の発信が社会と繋がっていると実感できます。
身内以外にも読者がいることがわかれば、より自分の文章に磨きがかかりますね。
実際に私はホラー映画をテーマに書いた記事をVtuberさんに見つけていただき、なんかまあ繋がりを得ました。社会との繋がりはどこから生まれるかわかりませんね。

4)自分以外の考えに触れることができるようになる
ゼミ生のnoteの活用目的は研究発信です。しかしnoteを見ていると様々な分野で発信をしている人もいます。自分の関心のありそうな分野の記事を読むこともできます。そうすることで知見が広がることでしょう。

予想される反論・再反論

1)自身の文章の推敲力
どうして自分の文章が読みやすいって言えるんでしょう。
文章力とは的確に自分の伝えたいことを伝える力です。noteで工夫し鍛えることができるのはレイアウトです。それは本当の文章力あるいは推敲力とは言えません。

2)継続力
現在の上久保ゼミのnote更新は半ば義務です。
自主的に更新している方とそうでない方がいるのも事実です。継続力が身につくというわけではないと思われます。

3)社会との繋がり
4)自分以外の考えに触れることができるようになる
自分以外の考えに触れる機会はたくさんあります。noteに限った話ではないので、一概にnoteのおかげだとはいえません。

4回生は自分のnoteを今後どうするのか?→使い道を考えていく:自分の人生を振り返る 
いろんな人の情報を見る 卒業する上久保ゼミ生は備忘録的な役割で十分
3回生にとっては、noteは制度化されている。そのため固く、自己表現の場としても活用すべきではないか?強制されるものではない。外部から見て、2回生がゼミを選ぶとき、どういうゼミかわかり、将来的な集客につながる。

参考文献・URL

そもそも文章力とは?文章力が高い人の特徴と文章力の鍛え方 - エンパシーライティング公式サイト (empathywriting.com)

先生からのコメント

発信を全面的にやっている形はあまりない。新しいことに挑戦している。学びに限らず、発信をしている若者はたくさんいる。SFCではあたりまえにやっている文化がある。海底ケーブルを藤沢のキャンパスに繋いだ。就職活動でアピールするとリスクよりも、正しく丁寧に書いていれば問題ない。正しい発信をすることが大事。何がベストというものはなく、蓄積をしていくことも大事。効果は数年後・十年後分厚くたまった時に効果を発揮する。自分で発展させて正しく行う。

立命館大学政策科学部【上久保誠人ゼミ】|note

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