今日の日記(5/12)

 最近考えていることがある。
 自分はこれからの人生をどう生きたいのか。

 今の自分にとって、仕事は所詮食い扶持を賄うに過ぎない。やりがいや価値を見出す気はない。そのような考え方で苦しみを感じたこともないから、性分には合っているのだろう。
 ただ、その食い扶持集めに必要以上の時間をかける現象は変えねばならぬと感じている。今の仕事には今年度で見切りをつけ、来春からは本屋で働きたいと考えている。
 アルバイトからでも構わない。京都の本屋で働きたい。好きな本を伝えることには、一定のやりがいを持てそうである。
 どれにしろ、ゆっくりと自分の時間を生きたいのである。本屋になったからそれが実現するわけではないことは承知しているが、今の自分にとっては本屋に就くことがそれに最も近づく方法なのである。

 大学時代を過ごした京都をもっと堪能したい。当時の4年間では訪れることのできなかった場所が多くある。もしかすると、自分は当時の未熟さ故に満たせなかった自分を取り戻したいと錯覚しているのかもしれない。それでもよい。現在の自分を満たすことができるのであれば、それでよいのである。

 京都は住む場所、というのが私の持論である。年単位で住み、そこで生活を営むことに価値のある土地だ。たった数日の観光では味わえないものがあると、学生時代の4年間で感じていた。
 ふとした街の風景や行き交う人々の流れを感じたい。それが今の私の願いである。

 そのために行動する。大事に生きたい。

 ラジオを聴きながら寝落ちしよう。

 おやすみなさい。

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