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「黒澤監督は、後世に自分の映画作りを伝えたい。そう考えて僕たちに撮影を許可しました。」と語るのは河村光彦監督。 「1984年6月にクランクインした『乱』が最後の作品になるかもしれない、と黒澤監督は言っていた。 当時僕は23歳で兵庫県の関西学院大学に在籍する大学4年生だった。それが今年63歳になった。 何故映画化するのに40年近く掛かったかというと・・・。

「乱」の密着取材の現場で撮影された録画テープは150時間。このテープは乱の撮影が終了した後、黒澤エンタープライズにより所有・保管。

さらに、編集作業などで何度も移動が繰り返されるうちにマスターテープの所在がわからなくなってしまったのです。

そして時間は経ち、きっかけは1998年、88歳でこの世を去った黒澤明を偲ぶ会にて再会した当時の関係者と昔話をしているときでした。

このときのマスターテープ150時間のうち70時間だけは関連会社に保管されていることがわかったのです。

そして2006年、回収した70時間のテープを当時の最高画質で再現してDVDに。このときは自分の思い出として保存しておけばいいと思っていました。

あっという間に時間は経ち2020年、私は癌になりました。

自身の命に限りがあることに改めて気付かされたとき、残された自分の時間でできること、すべきことは何かと自問自答したときに出てきたのがこのテープの存在。

私の人生を大きく狂わせ、そして人生の指針をくださった「黒澤明監督の生き様、人との向き合い方」を後世に伝えたい。

こうして作られたのが、私の全てをかけた作品「Life work of Akira Kurosawa黒澤明のライフワーク」です。

私がLife work of Akira Kurosawa黒澤明のライフワークで伝えたかったのは、決して黒澤明監督の映画製作における小手先技術の話ではありません。

作品の中で描かれているのは黒澤明監督の人と映画への向き合い方。それは黒澤明監督の生き様です。

黒澤明監督の映画への姿勢、そして人との向き合い方は全ての人にとって通じるもの。人生の指針を見出すことができるものだと思っています。

そして黒澤明監督が仰っていた言葉はLife work of Akira Kurosawa黒澤明のライフワークにおいても表現されています。

そして私はこう思います。

黒澤監督が亡くなってからも世界の何処かで戦争は起きている

家族間の諍いも絶えない

「乱」に込めた願いが届いていない事をあの世で憂いているに違いない

黒澤明監督が「乱」を、そして映画と人生を通して伝えたかった思いをこの世に残し、そして世界に届けたい。

それが今回の『Life work of Akira Kurosawa』をハリウッド映画監督の手でリメイク、英語版を製作して全世界で公開したいという活動に至った想いです」

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