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#高円寺シアターバッカスでの上映も残すところ3日。『Life work of Akira Kurosawa』

Life work of Akira Kurosawa 』を作った理由は単に映画の製作現場を見せたいというものではなかった。

黒澤監督の生きざま、人格は映画製作現場からしか知りえない。例えばあなたが黒澤邸の近所に住んでいて、毎日挨拶をする間柄であっても、そこで出会う黒澤監督は撮影現場で観る黒澤氏ではないのだ。仕事場で出会う黒澤氏とは別人と言って良い。日常生活で出会う彼は凡人で、変人と言われた噂も聞く位だ。

しかしそれで映画監督黒澤明を知った気になってはいけない。

黒澤監督の非凡さは、そこでは発見できないのだ。

100人以上のスタッフを束ねて自由自在に映画を作る。その姿を見てこそ真の評価ができるのだ。

ところがそんな記録は過去にはなかった。

『夢』のメイキングは大林信彦の自己満足の産物でしかなかった。手塚真が作った『八月の狂詩曲』も電通が作った『まあだだよ』のメイキングも黒澤演出のほんの一面しか記録することができなかった。

だがこの『Life work of Akira Kurosawa』は違う。黒澤エンタープライズがNGだと判断し『メイキングオブ乱』に含まなかった素材から作ったにもかかわらず、黒澤演出のすべてを見せてくれるドキュメンタリー映画になっている。

本来あるべき人間の姿が記録されている。仕事に誇りをもって楽しみながら一生懸命取り組む姿。そこに注目していただきたい!

#高円寺シアターバッカス での上映も残すところ3日だ。

ネット配信でも観られるが、是非大きなスクリーンでご覧頂きたい。

予約なしで、フラッとご来場いただければ、監督の河村光彦と話もできる。是非おいで下さい。

ありがとうございます。https://tokyowebtv.jp/