琉球の童名を解説してみた
童名とは童名(ワラビナー)とは、琉球諸島で用いられていた名前です。
沖縄芝居「泊阿嘉」に登場する「樽金(タルガニ)」や「思鶴(ウミチル)」、歌人として知られる恩納ナビーや吉屋チルーの「鍋(ナビー)」「鶴(チルー)」などが童名になります。大正・昭和初期生まれのおばあさんに「カマド」さんや「ウシ」さんといった名前を見ることもありますが、これらも童名に由来するものです。
琉球王国時代には国王から庶民まで貴賤を問わず、老若男女すべての人がこの童名を持っていました。近世の士族男性は