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【仕事】心理的安全性を作るって難しい

仕事で3つのチームを率いていて、いつも、どうすればもっと、みんなが楽しく働けるだろう?ということばかり考えている。

よく、心理的安全性が重要だよね〜とビジネス書や記事で見かけることが多く、自分自身、仕組みとしてできないか?を考え、実践してきた。

現在、チームは総勢7名おり、合計3つの業務を主担当と副担当に分けている。

そのため、同じチームであるものの全員が同じことをしているわけでないため、意思疎通がリーダーと各メンバー間の双方向コミュニケーション、もしくはリーダーと全メンバー間の1対他という一方向のコミュニケーションになりがちだった。

それにより、同じグループには、いるけど、あるメンバーとはほとんど話したことがない、同じチームだけど、業務のことしか話したことがない、のようにコミュニケーションにおける偏りが発生している状態だった。

そこで実験的に、「ブレイク会」というただメンバーで集まってただ雑談をするという時間を設けることにした。時間になったら会議形式っぽく始めるのだが、テーマは、好きな食べ物、や、最近の休日の過ごし方、のように誰でも話せる内容に絞って議題を設け、メンバー一人一人に答えていただきながら、あとは自然のままにざっくばらんにお話をするという具合に行なっている。

最初は、業務の生産性の観点から、どうなんだろうな??と思いつつ始めた取り組みだったが、メンバーからは、他のメンバーのことを知ることができて良い!ざっくばらんにお話できるから気持ちのリフレッシュができる!といった声、同じ趣味を持っているメンバーがいるのは知らなかった、相手の理解が深まった!のような声も聞こえてくるようになった。

このようにちょっとした会話の時間を設けることが、心理的安全性の実現に近づいたのだ。

ただ、雑談が盛り上がり過ぎて、15分程度の予定が1時間以上になってしまうケースがあり、メリハリをつけるのが課題と思っている。またみんなで話す場だと、そもそもコミュニケーションが得意でないメンバーが発言しにくい場面が出てきて、発信力が強いメンバーが主導権をずっと握っている状態になるのみ傾向として見られた。

なので、続いて、時間のメリハリと全員が均一なコミュニケーションを取れるようにすることを目指し、方法を変えた。

具体的には、テーマを決める点は、同様だが、リレー形式で参加者がインタビューする側、される側に分かれて1対1の対話をする形式に変更した。他のメンバーはそれを聞くことに集中するイメージだ。

これにより満遍なく双方向のコミュニケーションが取れるようになった。そして相手の考えをより深くヒアリングすることにより、全員が一人一人の価値観や考え方、志向を把握することができ、より安心感のある環境の提供につながるようになったのではないかと考えている。

実際にメンバーからの声として、主体的に相手のことを「聴く姿勢」になるため、より相手のことが理解できるようになった。という声があった。

実際業務中も堅い言葉のやり取りが目立っていた中、ラフな声かけがされたり、冗談交じりのやり取りがメンバー間やチーム間でもされることも増えてきたように感じている。まだ成果という点では、弱いが、引き続き経過を追っていく。



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