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アメリカ人に声をかけられた話

小学5年生の頃、私は田舎住まいなのだけど、北谷町という、都会へバスに乗って遊びにいったの時の話です。

北谷町はその頃、目まぐるしく発展していて、次から次へと大型のショッピングモールができ、今では沖縄のオシャレな観光地として有名になっています。

そんな北谷へ、小5女子3人でバスにのって遊びにいきました。

バスを降りるとそこには米軍基地の入口があるのですが、目的地に向かって58号線沿い(沖縄で一番メインの国道です)を歩いていると

反対側から、こっちに、アメリカの白人のお姉さん3人が歩いてきました。

私達をずっと見ていたので、用があるのは一目瞭然でした。

な、なんだろう。初の子どもだけの都会探検に、緊張もあり、更に外国人ということで、ドキドキしながら、歩いてると

真ん中のお姉さんに

「ハロー」

と声をかけられました。

英語がまだまだ小学生の必須科目としてなかった約30年前です。あは。

めちゃくちゃ緊張しながら

「は、ハロー」三人の小学生

お姉さんは、1ドル札をおもむろに出し、にこやかに

「ワンタウザンエン、エクスチェンジオーケー?」

といいました。

小学生三人固まる

(このねぇさん、1000円と1ドル交換しようって言ってるぜ…)

英語がいくらわからなくても、なんとなく察してしまう。1ドルって100円くらいだよな?ど、どうしよう。

まさか憧れのアメリカ人がこんな事をいうとは思いもせず動揺、三人の白人は、ドラマでみるような美しさでニコニコしている。

対して、日本小学生のターン。友達2人をみても、恐怖で顔がカッチこちに固まっている。

何を言われてるかわからんって顔の友達が一人いたが。



私はついに思いついた。

「オオーーーゥ、あーーいむそーりー!ノーマネー!!!」

アメリカ人「ノーマネー!?」

私「いえーーーす!のーまねー!そーりー!」

と言ったら

オーケーオーケー!と解放してくれました。

姉ちゃんたち居なくなったあと

ぶはぁwwwと三人吹き出し、やべぇ!詐欺られるとこだった!!!!と、都会こえぇぇぇ!!

となりました。

小学生だから、バカだと思ったんか😂外国人よ!到着したばっかりで、帰りのバス賃がなくなるなんてありえないぜこのヤロウ!

都会には気をつけよう。と本気で思った体験でした。



お金という、回り回って巡り巡る縁。あなたのもとにも、幸せな気持ちで戻っていきますように。