ワイルドピッチ 蓮見恭子 読書感想
高知県決勝大会 マウンドから降りたエース武蔵の後に立ったのは後輩の大樹だった
武蔵は肘に不安を抱えていた
大樹がなんとか抑え、甲子園行きが決定する
そして、大樹が以前いじめを受けていた件がマスコミへと漏れる
何故今頃?
さらにトランクから謎の死体が浮かぶ事件が起こる
甲子園という興行
いじめという事実が世間で騒がれると出場も停止になるかもしれない
それを足引っ張ってやろうとする人も少なからずいるのは事実だと思う
でもいじめはダメ絶対
おかげでお母さん病んでしまい、病院通い
弱音を吐ける相手がいたと思ったら、それで強請られてしまう
ハイエナみたいな人がいるというのは善意だけの世界に生きていた人には信じられないのだろう
どんなに動転していたとしても、自分で警察を呼ばないとダメ
ずっと強請られるよりはマシ
息子が甲子園に出るから守りたいという親の気持ちが切ない
脅迫と同時進行で甲子園の試合が進んでいくのが緊迫感を増していく
エースと今は控えのピッチャーと、捕手とのぶつかり合いも面白い
周囲なんて信じていない態度を取っていても、意外と理解をしていてくれたりする 青春だね
熱い夏に読むべきだったな
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