私の命はあなたの命より軽い 近藤史恵読書感想

夫がドバイに短期赴任が決まった為、里帰り出産をすることになった主人公。
引っ越しした実家はどこかよそよそしい。歓迎されていない空気を感じる。
年の離れた妹と両親と家族は目を合わせていないことに気付く。
何があったのだろうと不安になりながら出産まで過ごす。

最初、この家に霊でも憑りついているか、乗っ取りでもされているのかと思った。
しかし全く違う
命の重さとはなんだろう
祝福されて出産する主人公
望まぬ妊娠で堕胎を迫られた妹

産みたいと訴えたところではい、いいですよと簡単に出来ない まだ15歳だから。
あなたが親ならどうする?と問われている気がする作品

ラストは後味よくない
幸せ見せつけた?
だからそれを奪うような真似するの?
どう考えてもそこは人の道に外れている
誘って来たのは旦那の方だとしても突っぱねること出来たでしょ
もうこの家族救えないね……

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