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いい子のあくび 高瀬隼子 読書感想
直子はスマホを見ながら自転車運転している子供を見て、そのままぶつかる
彼氏の大地は駅でぶつかられたことがないという
スマホを見ているのに、こちらが避けなければならない今の世界
直子はスマホを見ながら注意しない人は存在しないということにした
直子のやり方は、いや、なんでそんなことするのとも思うけれど、
なんでこっちが避けなきゃならないの、とも思うよ
ぶつかった後で相手が重傷という事態になり、あなたが避けたらよかったのにとか言われるのはおかしくないか
スマホを見ている人は誰かが避けてくれると思わずに、それで大けがしても仕方ないというリスクを念頭に置いて歩くべきじゃないか
直子のいい子でいたいという気持ち でもそうしなきゃいけないのという理不尽ないらつき
よくわかるなとも思う 自分からぶつかったりはしないけど。
お仕事の話と、結婚式がどうしても受け入れられない主人公の話の短編が二本ある
お仕事の話は自分が内心で悪態ついていたら、相手も同じように嫌っているのがわかって戸惑っているのが面白い
大体自分が嫌いな人は相手も同じように嫌っているもんだ
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