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現代生活独習ノート 津村記久子 読書感想

エッセイのような小説のような短編集

お仕事だったり、ちょっと近未来っぽい設定だったり、家族のことだったり
日常を過ごす人たちが描かれている

台所の停戦は子供のころに料理を作った日を思い出した
台所、とくに冷蔵庫は母の聖域みたいなもので、いちいち使ったらいいか、何がどこにあるか聞いていたな
多分、小学生が作ったものはそんなに美味しくはない
でもお手伝いしたいっていう気持ちが大きい 家族はわかっていて美味しいと食べる

牢名主は現実でもこういう人たちいるなと思う
作中では症候群とされているけれど、ある人に対して一方的に信頼しているとか、あなただから話をしたのにとか、自分の苦痛を盾にして支配しようとしてくる人
外側から見たら主従関係っぽい友人とか恋人、婚姻関係
それで納得しているならいいんだけど、苦痛に感じたら離れたいよね
しかも支配してくる側は離れようとした空気を嗅ぎ分けて逃すまいとしてくる
大体相手の望むこと言わなければ、そういう人って大体離れていくかこっちを悪者にして距離取ってくるけど。優しい人ほど付け込まれそう。

フェリシティの面接
映画の短編みたいな話だった
ミステリ小説か
フェリシティと一緒に仕事したら快適だろうな


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