アリアドネの声 井上真偽 読書感想
地下都市WANOKUNIはバリアフリーで障がい者も健常者も等しく住みやすい街としてオープンする
しかしセレモニー後に地震が起きる
その中で住民1名の行方がわからなくなっている
主人公のハルオはドローンでその行方不明者を探すことになる
ただの遭難者ではない
行方不明となった中川博美は目も見えない耳も聞こえない話せない人だった
SNSでよく紹介されていた本
期待以上に面白かった
ただでさえ困難の中、どうやって遭難者を誘導するのか
場所は地下5階
会話が出来ない博美とのコンタクトはどうするか、引っ張ってもいけない、でも動いてもらえないと救助出来ない
そして時間には限りがある
ハラハラドキドキの展開がずっと続いていく
さらに博美は知事の姪ということで政治的な疑惑、さらにはまさかの疑いもありストーリーは救助ものだけではない面白さもある
無理だと思ったらそこが限界
主人公ハルオが亡き兄からの呪いのような言葉
これの意味が変わっていくのも痛快
そして最後の最後に明かされた謎
まいりました 感動しかない
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