能面鬼 五十嵐貴久 読書感想
新入生を歓迎会で飲ませ過ぎて死亡させてしまう
その場にいたサークルメンバーは事故として処理しようと保身に走る
一年後、遺族より一周忌への招待状が来る
これを区切りにしようとサークルメンバーは招待を受けて死亡した学生の地元へと向かう
空港から約五時間、深い山の中の寺 身内が集まる中、事件は起こる
ラストサマーという映画を思い出す
卒業間際の男女4人が酔って帰る途中に人を轢いてしまい死体を海に放り投げる
彼らは自首しないまま苦しみ続けて明るかったはずの未来に暗い陰を落としたまま そこに脅迫と一人ずつ犠牲者がっていう内容
さっさと自首しておけば良かったのにね
能面鬼も自首しておけば復讐されることもなかったというようにサークルメンバーが殺されていく
復讐だ、と読み進めていくと犠牲者が増えていく
八墓村でも知られるあの事件も舞台の村なんですって色々持っていてもうお腹いっぱいになるくらいのスラッシャーホラー作品
因習とか因縁とか閉鎖された土地柄とか それ系が好きな人なら大満足でしょう
ラストの後味の悪さもまたよし
やっぱりさっさと自首するのが最善のルート
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