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神に愛されていた 木爾 チレン読書感想

冴理は母親に苦労しながらも作家を目指していた
生活費を稼ぐ毎日に小説を書けないでいたら、母親は火事に巻き込まれて死亡した
改めて小説に取り組みデビューをする
しかし数年後
学年は被っていなかった後輩が小説デビューする 天音という美しい後輩の才能に嫉妬し、小説が思うように書けなくなる


面白かった

他の作家の才能に嫉妬し、苦悩する様がまるで作者の本音の部分のようにも見えるくらいリアル

実際、自分よりも年下で話題作となり世間に受け入れられて、売上も差が開いたら冷静ではいられないだろうな

さらに冴理が関係を持っていた男(こいつはしょうもないやつ)さえ奪われて結婚し、子供を産んで幸せそう
嫌がらせかと思うし、憎むのも人間らしい感情

ラストエピソードは種明かし編になるけど、そこらはやっぱりなとあまり意外性はないかなという感想
その執着の方が怖い
あなたの小説の為にやったと言われても嬉しくないよ
いやもうやばい人に目を付けられたら人生おかしくなってしまう

最後に希望があってよかった

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