見出し画像

さようなら、私 小川糸

中学の同級生が亡くなった
お別れ会で帰省したミサキは当時好きだったナルヤと偶然会う
誘われるままモンゴルに行き旅が始まる


恐竜の足跡を追い掛けて

モンゴルに行ったら何か変わるかと思ったら、自分の期待する旅じゃなくて不満がいっぱいでずっと不機嫌な主人公に少し笑った
大体こういう系は綺麗な景色みて素敵、いい空気とかいっちゃう主人公が多かったから斬新だった
うるさいよ!とか言っちゃうし、そうそう人生ってそんな簡単に変わらないし旅だからって不満がないわけがないんだよなと思った

「もし自分に行き詰まったら、もっと広い世界に飛び出して、自分よりも上を見るといいんだ。狭い世界でうじうじしていたら、もっと心が狭まってくだらない妄想に取りつかれるだけだもん。自分のことなんか誰も知っちゃいない。屁とも思っていない世界に自ら飛び込めば、自分がいかにちっぽけな存在か、嫌でも思い知らされるよ。そうすれば、開き直って、もっと成長できる。自分に限界を作っているのは、自分自身なんだ」

さようなら、私

私なんて、って思った時に歩くのでさえやっとなのに放置されるような土地で言葉も通じないところだったら必死になるよなあ、って考えた


サークルオブライフ
母に捕らわれて、でも吹っ切った描写がよかった

おっぱいの森
子どもを亡くしたのが辛い 気持ちの切り替えの時間って夫婦でも違う ましてや男と女では違うのは当然
特殊な職業だけど切り替えに必要ならばと受け入れた夫
そして生きることへ進むことが出来た主人公
希望が見えて良かった

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?