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喫茶とまり木で待ち合わせ 沖田円 読書感想

喫茶とまり木
ほっとするような喫茶店
待ち合わせしている親子
とまり木のハンドメイドコーナーに出店している人たち
近所で同居している赤の他人

とまり木という名の通り、この店が中心というわけではない
とまり木は休憩するくらいで、それぞれの生活が重点的に書かれている

母親じゃなきゃいけなかったり、
男らしくない趣味は公表できなかったり、
芸能人として生きなければいけなかったり
それぞれの抱える心のひっかかりが描かれている

ラストのエピソードが一番好き
奇跡的とは思うけれど、あの終わり方にほろっとさせられた

喫茶を全面的に押しているわけではないから、あれ?と思う部分もあるが、
ラストエピソードで全部埋め合わせたから良い
居心地の良い喫茶店っていいなあ

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