見出し画像

ミッドナイト・モクテル ゆきた志旗 読書感想

酒匂ミチル いかにも酒が好きそうな名前だと配属されたのは酒類販売課
しかしミチルは酒が苦手だった
やっと内定が取れた会社だったので我慢して試飲をするが、気分が悪くなる
そんな中、引き継ぎで受注が少ないバーがあることに気付く
そのバーはモクテルをメインとしているバーだった

モクテルという聞き慣れない言葉
本書で詳しく知れたのが面白かった

ノンアルコールを中心としたバー
飲めない人に無理に飲めというのはNG
一緒に飲んで楽しめばいい そんな素敵なバー

アルハラが問題となっている近年
飲めないから飲み会に誘い辛い
いやいや、食べているだけでも楽しいよ
なんで飲めないとダメって考えるの?と投げかけて来る

連作短編なので飲めないのはミチルだけで、他主人公視点の人はお酒好き

酒ゼロではなく1杯のみは出してもらえるので飲みたい人も楽しめる

そして謎めいたマスターの過去もしっかりと書かれ、すっきりとしたモクテルのような味わいで締めくくられる

美味しいモクテル飲みたくなります

この記事が参加している募集

#読書感想文

187,064件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?