AmazonAWSのGenU(自動生成AIユースケース)を使ってみました
AWS上でGenUの環境構築を行い、URLでアクセスできる検証環境が表示されました。
検証できるメニューは多々あり、
チャット、RAGチャット、文章生成、要約、校正、翻訳、Webコンテンツ抽出、画像生成、映像分析、音声認識、Kendra検索、とあります。
チャットは、OpenAIのChatGPTと同様のことができます。
RAGチャットは、Amazon Kendraで同期したファイル(社内の就業規則や社内システムのマニュアルなど)に記載されている内容を質問すると回答してくれます。回答箇所が記載されているファイルのリンク先も出力されます。
関係のないことを質問すると、「私は雑談はできません。通常のチャット機能をご利用ください。」と返答されました。必要以上のことができないので、逆に運用に適しているかと思いました。
ちなみにマニュアルファイルなどはAmazon S3(ストレージサービス)にアップロードして、同期させます。
文章生成は、文章の元になる情報を入力し、どのように生成してほしいかを追記し、文章生成してくれます。
下図は、短文で良い例ではないですが、イメージはしていただけるかと思います。元データと報告書用に作成してくださいと指示しました。
要約は文章生成とほぼ同じです。文章の元となる情報を入力し、実行ボタンを押下すると、要約された文章が生成されます。
校正も便利と思いました。私自身、職人並みに誤字脱字を探すのが得意と思っておりますが、こういうものが出てきたら頼ってしまいますね。
メールさせていた(だ)いたのは を メールさせていたいたのは
と「だ」を脱字させてみました。その結果が下図になります。
しっかり指摘されています。
例で記述した「サツマイモフェスティバル」のイベント名についても、イベント名が正しいか確認必要と指摘されました。
これは私のイベント命名センスにツッコミが入った感じです。
翻訳機能は、Googleの翻訳機能やDeepLもありますし、AWS上で翻訳も完結したシステムを構築したい場合以外は用途が見つかりませんでした。
Webコンテンツ抽出機能は便利と思いました。対象となるサイトのURLを入力し、プロンプトで指示できるのが良いですね。
試しに、弊社のホームページのURLを入力し、社長はどんな人物と想定できるか聞いてみました。
結果は、かなり良いことを出力してくれたのですが、内容がはずかしいので、ここでの掲載はやめておきます。。。
画像生成について、プログラムでできることを色々調べてたこともあり、できることの制約を感じましたが、ControlNetやLoRAがプロパティ化されていて、設定が便利でした。
映像分析は、カメラを設定して開始ボタンを押下すると、リアルタイムの映像が表示され、写っているものに対して質問すると、回答してくれます。
音声認識は、音声データ、動画データをアップロードすると、音声認識した結果がテキストで表示される機能でした。
Kendra検索は、同期しているデータに対して検索できる機能です。
生成AIは利用されていないので、検索結果として表示され、元データのファイルにリンクできる感じです。
ホームに「ユースケース連携」というサブタイトルがありまして、
議事録作成を選択すると、音声認識と文章生成・要約の連携画面が表示されます。自動生成AI機能を組み合わせて使うと、業務効率が上がりそうですね。
サマークラウド株式会社の情報はこちらまで。
https://summercloud.jp
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