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京都で政治学を学ぶ大学生。日々のモヤモヤを言葉に。

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最近の記事

This is the country of possibilities.

アメリカ大統領選挙の投開票が行われた。 アメリカの次の4年を占うという意味で、今までよりもはるかに注目された選挙でったに違いない。数日にも及ぶ開票作業の末、史上最高得票数で民主党のジョー・バイデン前副大統領が共和党のドナルド・トランプ大統領に勝利した。 民主主義とは何なのか。 この問いを考えることになった4年間だった。4年前は高校生で、民主党のヒラリー・クリントン候補が大統領選に出馬し、ついにアメリカも女性大統領を誕生させることができるのかと、羨ましく結果を見ていた。し

    • 日々是洗濯。明日は我が身。

      今日もまた、エアコンの効いた部屋で一人夕食を食べながら、テレビの向こうに映るあの小さな民主主義の国が、必死に戦う姿を目にし、自然と涙が出てきてしまった。 もう国ではないのか。もともと国ではなかったのか。21世紀という時代に、こんなにも不条理な映像を見ることになるとは思ってもいなかった。こんなにも民主主義とは脆弱なものだったとは… 同世代の香港民主活動家(デモシスト)たちがテレビに映るたび、自分の境遇のありがたさを噛みしめる。当たり前の平和に溺れ、一人一人の自由が保障された

      • 1億3000万の民主主義。 政治について意見を交わすことについて。

        #検察庁法改正案に抗議します のツイートが900万を超えるまでの大きなネット上のうねりをつくりだしていることが目下、話題を呼んでいる。 今回、このハッシュタグを使ってのツイッター上の抗議運動には、普段はあまり政治的なツイートをしない著名人たちも多く加わり、そのことが派生的な議論も巻き起こしている。アーティストや俳優などの芸能人が政治的な発言をするのは如何なものか、と。 この議論は世間が自粛ムードでステイホームしている中、火事場泥棒的に検察庁法改正案の強行採決に踏み切ろうと

        • 巣ごもり備忘録

          はじめまして。 京都の大学に通い、政治学を学ぶ学生です。 自粛生活が続き、家の中でいろいろ考えることが多くなったので、ここに書き留めておこうとnoteを始めました。ジャンルを決めずに書いていこうと思います。 実は3月中旬まで、デンマークで交換留学をしていました。 コロナウイルス感染症が中国や日本で大々的に報道されるようになっても、3月に入るまでは対岸の火事。アジアで何か新しいウイルスが流行しているみたいだぞ。そんな程度の認識でした。 その後のウイルスの勢いは周知のごとく

        This is the country of possibilities.