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不登校児だからって負い目を感じなくていいんだよ

長男は、弟が朝学校へ行く、起きるタイミングで一緒に起きる。ご飯も食べる。

最後のランドセル背負う→行くが出来ないだけ。

他の不登校の子供さんの話や、不登校専門の本を読んでいると昼夜逆転になっている子が多い。(我が家も休校中はなりかけた)

不登校の昼夜逆転について、とある先生の記事でこう書いてあった。

「昼夜逆転の子供は、親が自分が日中家にいることを気にする、心配する、ことを察して、せめて目に見えないよう皆が寝静まった夜中に活動する。気配りをしている」と。

なるほどなー。

昼夜逆転の子は気を遣ってる。

じゃあ、それも含めて、起きなければと、朝起きる長男はもっと気を遣ってるのかもしれないなあ。。

なぜなら、

長男が行かなくなってしばらくした去年10月頃、一年生の次男も兄を真似てか、

朝起きなくなった。着替えない。行かない。家に居るのは楽だし、長男と遊びたい。

その時私は、どうにかこうにかお願いして、遜って、怒って、物で釣って、無理やり、遅刻してでも次男を登校させた。

学校についても車から降りない、説得もダメ、引きずり下ろしたり、先生が2人がかりで抱えて連れて行ってくれたり。

それが2ヶ月ほど続いた。

苦しかった。考える事をやめていた。

そのやり方が正しいのか、自分でも疑問を感じていながら、全てを受け入れる勇気も用意もなく、一年生(弟)は行ったら「楽しいし」と言うし、とりあえず一年生は行ってくれ!

遅刻してでも行った方がいい。先生にもそう言われたし、その通りだと思ってしまった。

ただ、感じる違和感。

それでいいのか??

たかだか7歳、まだ何も分かってないけど、無理やり行かせるのが正解?

長男にも言っていた。

「長男が起きないと、次男が行かないから起きて」

「長男は仕方ない。家でゆっくりする時期かもだけど、次男は行かせたいのよ。だから、長男、朝はちゃんとして。」

その時はいっぱいいっぱい。

朝、学校へ行かない長男が次男を起こしたり、諭したり、変な事になっていた。笑


今思うと、この時も長男は、自分のせいで弟が行かなくなってしまうと言う事を背負ってしまった。

だから今、不登校児だけど、長男はちゃんと朝起きてる。

朝の家族がみんなバタバタしてる時はリビングに居辛いだろう。朝はそれぞれの活動のため家を出ていく。そんな普通から外れて、社会から離れた自分にきっと、落ち着かないでいるんだろう。

それでも、朝、ちゃんと起きてくれて私は嬉しいよ。気を遣わせてごめんね。


もし、また今、次男が朝起きなくなって、学校に行くのを渋ったら、今度は休ませようと思う。

たとえ子供でも、無理やり心を動かすことは出来ない。次男にもちゃんと、意思がある。最近は、やるべき事を、自分のタイミングでやるようになった。未熟でも、次男のやり方を今度はちゃんと認めてあげたい。

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多様性の時代と言いながら、教育の場は選択肢がほぼない。ないことないけど、義務教育以外は、何するのもお金がかかる。

義務教育が良い、悪い、とかではなく、ほとんどの親御さんは「行ってくれないと困る」から学校に通わせているんだろう。

その中での学びは大きいけど、

でも、それが合わない子もいる。

敏感すぎて、授業に対する疑問が多すぎて学校が合わない。でも、そんなこと言えない。

不登校、と検索するのと、ホームスクーリング、と検索するのでは、出てくる記事も専門家の話も全然違ってくる。

不登校、で親が悩んでいる限りは、長男はきっと負い目をもって生きていってしまうと思う。

長男をもう、学校に戻そうと考えるのはやめる。

私は心から、学校に行かない選択肢をした長男や、他の子供を、時代の最先端だと思っている。




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