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人は幸せな思い出だけで生きていけるのか


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関連キーワードに「思い出だけじゃ生きていけない」が出た以外に、有益な情報はなかった


彼が私の元を去って、3週間がたった

四六時中、顔に力を入れていないと涙があふれてきてパニックになる状態からは少しずつ脱してきた気がする

それでも生活のいたるところに面影が張り付いていて、生きるのってこんなに大変だったっけなって思う

実家においてある、彼からもらったTシャツ

好きだと言っていたtofubeatsの音楽

待ち合わせした実家近くのカフェ

チープな味の粉コーヒー

生活の一部だったものがこんなに自分を苦しめる存在になるなんて、本当に失恋ってすごいなって冷静にも感心した


3週間たって、少し客観的に考えてみることにした

人の心は一瞬で変わるとは言うけど、本当なのかな?

もしかしてずっと別れたかったのかな?無理をして、好きなふりをしてくれてたのかな?

ずっと、好き同士だと思ってたけど、もしかして好きだったのは自分だけだったのかな、もしかして好きな人がいたのかな?

これで納得できたら、どれだけ楽なんだろう

いっそのこと、そういって振ってくれたならよかったのに

嫌いって、もう好きじゃないって、言ってくれたらどんなに楽だったのかな

そういうことが想像できない様子で別れないでよって

今言ってもどうしようもないね


神様になりたい

神様になってこうなる事が予測できてたら、もうちょっときちんと彼の気持ちを分析できたのに


別れ際に、楽しい思い出話を沢山してきたのは、もう未練がないよってことなのかな

楽しかった思い出もいまは思い出すだけで辛くて悲しいだけで

都内のほとんどの場所に当分行けそうにないのがつらい笑


男の人っていうのは、すっきり切り替えてすぐに幸せな思い出に変えていけるものなのかな

だからあんなに明るく思い出話してたのかな


こんなに私を苦しめている沢山の思い出も

いつか幸せな思い出になるのかな

幸せな思い出だけで生きていけたら、だいぶ心が楽なんだけどな


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