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修士一年、後期、今年の秋から一年間の休学を行うことにしました。
特に言うことでもないかなと思ったのですが、noteの更新が最近なかったので、一応、さらっと。
経緯
元々、学生生活中に一年間学業から離れようかな、とは考えていました。
人それぞれかとは思いますが、学部も修士も、僕が一番やりたい活動である「物語の執筆」の傍らで行えるほど楽なものではなかったからです。
僕は『言葉を話す機械』をテーマにした物語が書きたいと考え、そのテーマを掘り下げるために今の研究を行なっています。本当に文字を書くためだけに学部・研究室を選んできたようなものでした。
そのため、(確かに座学も研究も有意義なものではありますが)これではメインの目標である執筆活動になかなか時間を当てられないな、とずっと感じていました。加えて生活費も必要なため、アルバイトにも追われていました。
3年生から今の専攻に身を移したばかりでしたし、要領が悪い故にあまり勉強も研究も得意な方ではなかったので、大学院が決まらなかったらその一年を執筆活動に充てられるかな、と思っていました。
けれど幸いなことに受かってしまったので、修士に在学中の休学、という形を取ることにしました。
修士一年の秋からの休学、という形にしたのは研究が本格化する前にできるだけ早く休んだ方が良さそうだと感じたからです。研究分野は変わらないものの、大学院から学校や指導教官が変わったため、修士ではまだあまり研究が進んでいません。
自分の分野は自然言語処理、いわゆるChatGPTのような大規模言語モデルを用いた対話システムについての領域であり、特に近年はあまりにも技術の更新が早い分野です。
そのため、今のうちから研究テーマや提案手法を頑張って考えたところで、1年間休んでいる間にまた新たなゲームチェンジャーが生まれ、それまでの内容が無に帰する可能性も十分にあります。
それなら、復学後に研究を本格化させた方がよく、講義やセミナーでの単位取得に集中した一年春の直後に休学するのが得策ではないか、と考えました。
そういう理由で(指導教官とも同じ意見だったこともあり)、今年の10月から大学院をお休みさせていただきます。
今後の予定
週に2日、15時間くらいは自分の専門領域のインターンを続けます。休んでいる間も専門分野の情報収集を最低限行なっておきたいという理由もありますが、何よりお金がない。本当にない。生活費を稼ぎながら学生生活やその他の活動をするのは非常に大変だとここ数年で身に染みて感じましたが、ないものは仕方がないのです。そしてエンジニアは普通のバイトよりも待遇が良い。
それ以外の5日間は創作活動(主に小説)に充てる、という形になるでしょうか。
とはいえ、しばらくは終わっていない共同研究に関する作業もあり、それも週2日程度は時間をかけたいので、その間は週3日程度しか文字を書くことはできないと思います。それでもこれまでの学部・修士と比べるとかなり時間が取れます。
あまり賞の応募などをしてこなかったのですが、休んでいる間は2ヶ月に一回の投稿を目標に文字を書きたいと思います。
一年ぽっちくらいで芽は出ないと思うのですが、どう転んでもちゃんと復学して修士号の取得は目指したいな、と考えています。
両親との約束でもありますが、ちゃんと逃げなかったという証明が人生で一度くらいは欲しいという僕自身のエゴでもあります。(基本的に逃げっぱなし、投げっぱなしの人生でした)
他愛のない話
時々、「このままエンジニアか研究職になればもう少し安定した生活ができるのだろうな」と思うことがあります。実際には簡単ではないことは十二分に承知していますが、それでも今の選択肢よりは遥かに広いでしょう。
周りからも「キャリアを棒に振っている」と言われることがあります。
両親にも『世間的に見れば不幸になる可能性はグッと上がる』といったような忠告を頂きました。(それでも最後には自分の意思を尊重してくれたあたり、頭が上がりませんが)
自分自身、それが事実であることはわかっています。それでも文字を書きたい、物語を創りたいと思い続けているのは何故なのだろう。お金にもならないことのために学校を一年休むのは何故なのだろう。そういった疑問に対しては、今もはっきりとした答えを見つけられていません。
そういうことも、この一年間で少しずつ考えられればいいなと思います。
最後に
小説とは別で、こういうゲームを制作しています。
RTやフォローしていただけると幸いです。
竹関工房です。
— 竹関工房 / Takekan Kobo (@takekan_games) July 29, 2023
新作ゲーム、誠意制作中です。
対話AIの実装により、入力に応じてヒロインの応答が変化します。
また、AIの感情分析によってルートが分岐するシナリオゲームです。
開発中のデモムービーを特別公開いたします。#ゲーム開発 #AI #gamedev #indiedev #ノベルゲーム #生成AI #LLM pic.twitter.com/RIvkRtny95
あと、これまで書いた物語の感想などいただけるととても嬉しいです。
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