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#猫

少年と猫

少年と猫

あるところに心優しい少年がいました。
少年はとても優しかったので、捨てられているものをほっておくことが出来ず、家に持ち帰っては、おとうさんとおかあさんに怒られてしまうのでした。

かたっぽだけの小さな靴や、
ぬいぐるみ、漫画の本に、壊れかけの傘、
「どうか捨てないで」という声が聞こえるようで見つける度に拾っては、
自分の宝箱にこっそりしまっておくのでした。

ある時、少年は薄汚れて弱りかけた子猫が

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