生活の基盤は幸福、夏の夜。
日焼け止めの匂いが好き。だから夏が好き。
夏バテを気にして野菜をいっぱい買って、面倒でも料理をちゃんとする夏。
好きな曲をかけて踊ってしまうような夏の夜。
夏ってだけですべてが意味を持っている気がしてしまうので、私って案外ロマンチストなのかもとか思ったりして。
案外、でも無いか。絶対。きっとこれはそう。
最近はどうも生活の幸福水準が上がっていて、何もかもが自分を祝福しているみたいに錯覚してしまうな。
コインランドリーからする洗剤の良い匂いとか、銭湯やコンビニへ向かう人々とか、そういう小さな生活の重なりに自分自身の生活も重ねることができている。
「死ね」が口癖だった少女が「みんな幸福であれ」なんてほざいてみたりする毎日を迎えるとは思わなかった。
みんなって勿論みんなのことで、私は私から離れていった人も、お互いに嫌いになってしまった人も、すべて全員漏れなくエブリシング幸せになってほしいと願っているよ。
きっときみのこともね。
そういえば昨日は、もう二度と会わない、って思ってしまった友達に約4年ぶりに会って「ごめんね」って言えた。
当時所属していた居場所に辟易して酷い別れ方をした友達だったから、どんな顔して会えば良いのか分からなかった。相手もそうだったみたい。
でもお互い笑顔で話すことが出来たから、本当に嬉しかった。よく言う「時間が解決する」は、本当なのかもね。
知らんけど。
さよならばかりの人生だから、今目の前にいるきみを、きみを、きみを大切にしようって思いながら生きてる。
愛してるとか好きだとか言いたいよ、いっぱい。
いっぱいってウザいかな。
私の駄目なところや酷い過去を受け入れてくれる人に出会えたこと、そしてその人を心から大切にすると思ったこと、会いたくない人達に会いたいって思えたこと、全部大人にならないと感じなかったことだ。
ちょっとだけ大人になるのも悪くないって思った。
そんな夏。
今年も井の頭公園で花火しないと。
ギター弾いて歌ったりとかしちゃいましょうね。
気温は下げ目でお願いしますよ。
みんな楽しく幸せに生きてね。
今日の一曲
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